2011/06/12

この原発事故に一言

福島原発炉心溶融事故により被災された方々には本当にお気の毒で言葉がありません。

最近、この人災と言われる原発問題への対応で、現在の日本政治の姿が浮き彫りにされてきました。各党、各政治家の思惑と絡みによって政策が決まらない。首相がそれぞれの思惑でつぎつぎと引きずり降ろされる現状。

この国は大丈夫だろうか。危機感を感じます。

今、我々はこれらのことを真剣に考え、意識改革を始める時ではないかと思います。
一例ですが、イタリアは1980年代に国民投票により原発を廃止しました。

これは結果論かもしれませんが、一票で決めた事がもし間違ったとしたら、我々自身に反省が生じ前進するが、一部の人々で決められたことが間違えると批判と責任転換が生まれ混乱となるのです。

大事な懸案は政治家にゆだねるのではなく、我々の一票が生かされるように変えていくことが真の民意を反映できるのではないかと思います。

このことにより我々に大事な一票の責任が生じてきます。

戦後日本に沢山の諸問題が生じてきたのはこの責任拒否が原因と言っても過言ではないように感じます。これから、この責任の道筋をしっかりとつくっていくことが、子供たちに対する大人としての義務ではないでしょうか。
このまま子供達が今の環境で時を過ごしていくと、何の疑問や考えも無く流されていくことが目に浮かびます。

自分の中で、何が正しく、そうでないか、まず大人が考える姿勢を子供たちに教えていくべきだと考えます。それがこの事故からの教訓ではないかと。

最近の事故対応に対して、思うところがありましたのでブログに書かせていただきました。失礼致しました。



船橋 幸彦