2011/07/23

ミラノからの手紙

本日、ミラノにいる船橋より皆様へ、暑中見舞いが届きました。

「ミラノから暑中お見舞い申し上げます。
こちらの朝は16℃くらいで半袖だと肌寒いくらいですが、とても過しやすいです。日中でも湿度はそんなに高くなりません。ミラノに着いた翌日はまず、スパゲティ・ポモドーロ・バジリコを食べ、自分の胃にイタリアにいる事を伝えます。

市内のショップは日本同様セールに入っており、有名ブランドはすでに秋冬物が並んでいるか、店舗改装中が目立ちます。イタリアは現在まさにバカンスの真っ只中で、街行く人の数も少ないです。

ちなみに学校は6月から9月まで3ヶ月の長期夏休みとなります。そこで大変なのは親たちです。70年代、子供の誘拐事件が問題になったイタリアで は、中学まで子供たちの送り迎えは当たり前で、遊ぶのも親の係りでした。この3ヶ月のバカンスが親たちにとってどのように大変か、想像がつくかと思います。

イタリアの人々のバカンスは最低2週間は必要です。1週間くらいだと、身体が休みモードにならないのです。地中海の海辺に寝そべり、夕方時間が止まったような空間の中で、その時、身も心も安らぎを感じるのです。この感覚を得る事が、バカンスを取る必要性なのかもしれませんね。
26日に東京に戻ります。27日には早速お客様とのお約束もあり、今は仕事オンのスイッチを入れ始めております。

私が作るイプシロンの洋服には、イタリアの文化がたくさん詰まっております。そして、そんなイプシロンの服を、多くの方々に体感していただきたいと思っております。

是非一度お試しくださいませ。
皆様のご来店を東京でお待ち致しております。

では、熱中症など、体調にはくれぐれもお気をつけください。


ミラノより 船橋 幸彦