2021/04/20

千代田区二番町のご紹介

 先にお伝えしております通り、この度4月より千代田区二番町へ引越しを致しました。


場所は麹町駅、半蔵門駅、市ヶ谷駅が最寄り駅となります。

また、四ツ谷駅や永田町駅、赤坂見附駅なども十分徒歩圏内です。

さらに千鳥ヶ淵公園や皇居も近く、気持ちの良い街です。

皆様お立ち寄りの際はぜひ近くを散策してから帰られることをおすすめします。


新ショールームは少し入口が分かりにくいため、画像にてご紹介致します。

当ビル(番町ハイム)外観です。
中央の奥まったガラス戸が入口です。
手前の駐車場に車が止まっていると隠れてしまうのでご注意下さい。
※ビルエントランスの左側になります。


少し進むと当店の看板もガラス戸に付いております。


看板
※こちらのガラス戸は擦りガラスにもなるので店内が見えない場合もございます。


ショールーム内です。
空間除菌の会社様とホームシアターの会社様との共同です。
画像では切れてますが、左奥には壁一面のスクリーンと大型スピーカー(LINN社製)があります。


こちらは当店向かいにある東京グリーンパレスホテルです。
特徴的なビルですのでこちらも目印になりますね。


今回の移転先は番町ハイムというビルの1階で路面店になりますが、独立店舗ではなく別会社の中に我々も同居しております。

ショールームも数社で共同使用となりますため、必ず事前のご予約ご連絡をお願い申し上げます。(当日でのご予約は埋まっている事が多いので、数日前にはご連絡を頂けると幸いです。)


引越してきて約2週間が経ちましたが、すぐ近くに大正からやられているボタン屋さんがある事が最近判明しました。

このボタン屋さん、かなり良いです。

品ぞろえも然ることながら店主さんのこだわりが凄いです。例えば水牛ボタンでも、今出回っている機械で削る量産の物とは違い、職人が削る「ちゃんとした」水牛ボタンを仕入れていたり、今では生産できなくなった素晴らしいナットボタンが残っていたりなど、たまたまですがすぐ近くにそんなボタン屋さんがあるのも何かの縁のような気がします。

お仕立てを御注文の際はそちらのボタン屋さんのボタンも候補に入れられるように準備しておりますので、どうぞご期待下さい。


サルトリアイプシロン Sartoria Ypsilon

東京都千代田区二番町1-2 番町ハイム101-2
03-6225-2257

ypsilonjapan@gmail.com



2021/04/17

千代田区二番町と3Dボディスキャナー

 4月も半ばとなってきましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。

さて、サルトリアイプシロンは日本橋での営業を3月いっぱいで終了し、4月から東京の中心により近い千代田区二番町(地図はこちら)へと移転して参りました。

4月5日より営業する予定でしたが思っていた以上に準備に時間がかかってしまい、今週より営業を徐々に再開しておりました。来週19日(月)からは通常営業になりますので皆様のご来店心よりお待ち致しております。


そして今回新天地での目玉として「3Dボディスキャナー」が導入されました。

これは船橋が長年目的としていたもので、念願かなっての導入です。




この3本の柱の中心に立ち、わずか0.5秒で全身を3D撮影・計測致します。

この3D計測により、一瞬で正確な体型情報を得る事が出来ます。
寸法だけでなく、身体の曲がり具合やくせなど服の「体型補正」をする上で一番重要な情報が分かります。

また、メジャーで測る場合は人によって数値のズレが確実に生じますが、3D計測ではそのような事が無くなります。
知ることの出来る計測箇所も60か所以上で、さらにプラスして船橋のやじろべえ理論に必要な箇所をカスタマイズして計測出来るようにしております。(現在カスタマイズ作業中)


これまで我々の作る服は船橋がメジャーを使って手で採寸していた値を、船橋独自の補正理論で動くCADでお客様個人の型紙を作っておりました。
そこには数値だけでなく体型のクセを目で見て、塩梅を加味した上で型紙に反映しておりました。

今回3D計測が導入されたことにより、人それぞれの体型のクセも瞬時にリアルに数値化されます。
その数値と船橋の培った経験値が合わさり、今までよりもさらに高精度な体型情報が瞬時に型紙として作成されることになります。

計測した数値を落とし込んだCAD型紙(2D)


ここまでですと単純に採寸の手間が無くなったのと、3D情報により体型の把握がしやすくなっただけという感じがします。
実際これだけでもビスポークの中ではかなり進化した話かと思いますが、まだこの先があります。

この時点でのCADの型紙は2Dです。

ここから更にこの型紙を3Dにしていきます。
それが『3D CAD』です。

3D CADはデジタル上で縫い上げる事ができ、そのままデジタル上で服が出来ます。

縫い合わせ指定をした3D CAD型紙(船橋の体型)

そして、今度はCLOというソフトを使い、3D計測した数値を取り込んでデジタル上にアバターを作ります。
このアバターの凄いところは関節も出来るので、例えば歩いている時のような体勢など自由に動かせます。

↓に船橋を3D計測し、それをアバターに取り込む様子を動画にてアップ致しました。
白い人間が船橋を3D計測したもので、元から入っているアバターと融合させる事により間接ができ動かすことが可能になります。(顔はデフォルトのままですが、体型は船橋に変わります)

船橋アバター動画

そして、このアバターが出来上がりましたら、先程の3D CAD型紙を縫い合わせます。



そして縫い合わせをした後、引っ掛かりやラペルの返りなどをきちんと整えて着せ付けを致します。そちらの動画もご覧下さい。



着せ付けた画像

以上が船橋が数年に渡って取り組んでいる3Dボディスキャナーと3D CADによるオーダーシステム及びデジタルフィッティングの概要です。
実際3D CADとデジタルフィッティングはまだ実証を重ねている段階ですので、我々のビスポークは今までと同様船橋が直に仮縫いを行うクラシックなものですが、実用可能な段階になりますといつでもどこでも高精度なオーダー服を気軽に注文できる未来になっていくと思います。

ただ、このシステムは40年以上ビスポークスーツを作り続け、様々な体型の方を見て補正をしてきた船橋のアナログの経験と蓄積があるからこそデジタルに反映できるものであり、手でものづくりをする事をもっと大切にしていくための進化でもあるかと思います。

以下は代表の船橋から皆様へ。

 「この度、千代田区二番町に引越しいたしました。
このタイミングで念願の3Dボディスキャナーを導入する事が出来ました。
このシステムはこの先、採寸して、パターンを3Dに置き換え、アバターに着せ付け、バランスを確認してその場で補正が出来るようになります。
なぜこれにこだわるのかと申しますと、人の身体はそれぞれに複雑です。更にその上から衣服を着ています。その状態から体型を完璧に把握するのは不可能に近い事です。
私はどうしてもお客様の身体の一部になる様な、バランスの取れたストレスを感じさせない服を着ていただきたいとの思いからこのシステムの実現に長年取り組んできました。
そして遂に今月よりボディスキャナーでの採寸を始めました。
新たなサルトリアの形を感じていただけたらと思います。」

サルトリア・イプシロン代表 船橋 幸彦




サルトリアイプシロン Sartoria Ypsilon

東京都千代田区二番町1-2 番町ハイム101-2
03-6225-2257

ypsilonjapan@gmail.com


2021/04/05

移転に伴うご案内

 あっという間に4月になりましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。

今年は桜が早く、コロナという事もあり全く桜を見る事が出来ませんでした。


さて、我々サルトリアイプシロンは4月より千代田区二番町に移転して参りましたが、移転作業後の準備が難航しております。

また、今回移ってまいりました場所は他業態の会社様との共同ショールームとなりますので、誠に恐れ入りますがご来店の際は必ず事前にご連絡をいただきます様お願い申し上げます。

改めてきちんと準備が出来ましたらお知らせさせて頂きますので、もうしばらくお待ち下さいます様お願い致します。

サルトリアイプシロン