2015/02/05

Dormeuil "ROYAL12" ダブルスーツ(Buono)

立春過ぎましたがまだまだ寒いですね。

今回はダブルスーツのお仕立て上がりです。



Doumeuil "ROYAL12" ダブルスーツ(Buono)




6つボタンの下掛けというのがクラシックでかっこいいです。

こちらの生地は船橋がイタリア時代に購入したDoumeuil "ROYAL12" のチャコールグレーに薄い水色のストライプの生地で、店頭にあったものです。
購入時期は不明ですが、時代に左右されないクラシックな色柄で、ダブルの様相がとても合います。
生地自体のヌメリ等々も抜群で仕立て映えします。


座っている時のダブルのツラが渋すぎます。
こちらの画像、来店の際に座った画像を撮り忘れてしまい、後ほどお客様から送っていただきました。
長くお付き合いさせて頂いておりますお客様ですが、ダブルは今回初ということでお気に召していただけましたら幸いです。

またのご利用、心よりお待ちいたしております。



2015/01/26

乗馬ジャケット仮縫い

年始のブログにて、今年は乗馬服を本格的に始動すると述べましたが、早速乗馬ジャケットのご注文の仮縫いがありましたので、ご紹介いたします。


まずは通常着用の状態です。お客様私物の乗馬ズボンとブーツも着用していただきました。
雰囲気あってカッコいいです。


背中もきれいにポイントに乗っています。ベンツも閉じて、まるで無いように見えます。


次に、鞍(くら)に跨った状態での確認です。
上画像の立った状態からいじっておりません。



跨った状態でも首のポイントはズレず、肩まわりもきれいです。


このバランスが取れている状態が「やじろべえ」です。
こうなると重さを感じず、袖が付いても身頃が引っ張る事なく、驚くほど動きやすい服になります。

乗馬などの腕を前に出す動作でも、このジャケットならストレスを感じずに行えます。
作りもシャツジャケット仕様にしてますので、物理的にも軽く、乗馬にはより適しております。

2月中旬にお客様は大会でこのジャケットを着用予定ですので、完成の画像も追って掲載致します。





2015/01/25

LOVAT 「KIRKTON」 ジャケット・ HOLLAND&SHERRY 「Grouse Moor」 ポロコート

御注文いただいていたツイードジャケットとポロコートの出来上がりのご紹介です。



LOVAT 「KIRKTON」ツイード ダブルジャケット(Buono仕立て)


雑誌メンズプレシャス2014冬号にて当店で紹介させていただいたダブルのジャケットと同じ生地で御注文いただきました。
デザインはラペルを広めにし、クルミボタンに変更しましたが、作りの仕様は雑誌掲載のままで芯一枚・パット無しのシャツジャケットの作りです。




お客様のバランスに合った服は座っても、立っている時と変わらず首のポイントがズレず、肩部分がきれいに乗っています。


HOLLAND&SHERRY 「Grouse Moor」 ポロコート(Buono仕立て)


サルトリアイプシロン得意のポロコートです。またもやラペル広め&着丈長めの仕様に変更しておりますが、基本的にはクラシックな仕様のコートです。
打ち込みが強く重い生地ですので、長年着込んでいくと素晴らしい雰囲気になること間違い無しです。
H様いつもありがとうございます。

さて、まだまだ寒い季節ですが、少しづつ春物の手持ち生地を店頭に出しております。
昨年出せなかった生地や、掘り出し物的な生地もありますので皆様のご来店お待ちいたしております。




2015/01/05

新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

昨年は、8月に日本橋三越から移設し、日本橋本町に独立店舗兼アトリエを構えた記念すべき年となりました。新たな店舗にて新年を迎えることができましたこと、偏に皆様のご支援の賜物と厚く御礼申し上げます。


↑馬場馬術の正装であるダブルの燕尾服

今年は、予ねてより構想しておりました乗馬服のオーダーも本格始動致します。
船橋が提唱しております「やじろべえ」理論により、乗馬をしていても動き辛さを全く感じない服が出来上がります。ジョッパーズパンツに関しても、細かく採寸しストレスの無いジャストフィットなパンツをお仕立てしております。店頭にはフィッティング用の鞍もありますので、より正確なフィッティングが可能です。

今年は他にも、様々なプロジェクトやご提案が出来るかと思いますので、2015年も御贔屓の程、何卒お願い申し上げます。

※本日5日より弊店は通常営業しております。



2014/12/25

Holland&Sherry ツイードジャケット・Caccioppoli モールスキンコットンパンツ お仕立て上がり(Buono)

師走の折、如何お過ごしでしょうか。

今回は冬場に最適なツイードジャケットと、厚手のモールスキンコットンパンツのBuonoお仕立て上がりのご紹介です。


Holland&Sherry "Sherry Tweed" ジャケット
Caccioppoli "I Cotoni" パンツ

ジャケットはタウンユースに最適な柔らかいツイード地です。今期秋冬に我々がご提案しております、「ツイード地でシャツジャケット仕立て」でのお仕立てです。

柔らかい毛芯1枚のみ、パット無しで極力中身を軽くし、それでいて立体感を損なわずに、包み込むように仕立てております。通常厚手のツイードの方が立体感は出易いのですが、このソフトツイードでも同様に立体感が出ております。
この生地は色柄がすごく綺麗で、パッチ&フラップポケットのデザインも効いております。

パンツは厚手のコットンモールスキンで、履きはじめは少々固めですが、履きこんでいくうちに良い具合に柔らかくなりそうです。



背中も綺麗にはまっております。ジャストフィットです。



お客様の体型にあったバランスのとれた服は、座ってもどんなに動いても、前の釦を外す必要がありません。今回、新規でご注文いただきましたお客様ですが、後日、着用されてお出掛けになられた際「ジャケットを着ていない様な感覚」というお褒めのお言葉を頂戴いたしました。

この感覚は、サルトリアイプシロンで行っている”仮縫いドレーピング”と”補正”によって生み出されております。

Buono仕立てですので袖付けなどミシン縫いを多用しておりますが、仮縫いはどのお仕立てでも行います。お客様のお時間がありましたら、仮縫い後隣接した工房ですぐに補正し、再度仮縫いをさせていただきますので、より精度の高いフィッティングが体感できます。(Distinto仕立ての場合は完成までの間に中縫いも入ります)


この一連の流れが即座に出来るというのが、新店舗に移った理由の一つでもあります。
是非一度サルトリアイプシロンの洋服を体感して頂ければ、”着ていて気持ちの良い服”というものをご理解いただけるかと思います。


~年末年始営業のお知らせ~
サルトリアイプシロンの年末年始の営業時間のお知らせです。

12月29日(月)  通常営業
12月30日(火)  OPEN 10時 CLOSE14時
12月31日(水)~2015年1月4日(日) 冬季休業
 1月 5日(月) 通常営業

となります。
宜しくお願い致します。



2014/12/12

メンズプレシャス 掲載のお知らせ

今月6日発売のメンズプレシャス p,158 p,159 に弊店を掲載していただきました。

日本でできる! 最新「オーダーメイド」の黄金リスト
オーダーリスト①にて弊店の得意とする、ふわっとした立体感のあるラインと仕立てを詳しくご紹介いただきました。船橋独自の「やじろべえ理論」首の付け根一点をポイントとするバランスのとれた服は、生地がどれだけ重くとも、身体と服の間に空間が生まれます。


そのため着ていても軽く、ストレスを感じることはございません。
仕立ては、バス芯、肩パッド、裄綿(袖山につめる綿)なしのジャッカカミーチャ仕様です。

まだ弊店でご注文頂いたことのないお客様は、この機会にぜひともサルトリアイプシロンのオーダーメイドをお試しいただきたいと思います。


ジャンニ・アニエリが愛用していたような大きめのラペルは、クラシックを意識しつつ、遊びを加え、程よいウエストのシェイプにし、モダンになりすぎないよう全体のラインを意識しお作りいたしました。
堂々と凛々しい雰囲気を醸し出すこちらのジャケット。胸板が厚めの男らしいお客様には、よりお似合いになるかと思います。


ラインを作るために重要な芯は毛芯一枚のみを表地と裏地の間に挟みました。しっかりとくせとりしたアイロンワークと生地が詰まったツイードのため型くずれすることはございません。また、こちらの生地の場合、着込めば着込むほど味が出てくるのではないかと思います。
胸のボリューム、袖のラインがしっかりとでているのが、写真からもお分かりいただけるかと思います。


微量ではございますが、衿返り線に合わせダーツを入れています。
こうすることで、衿の返りに若干のカーブを描くことができ、いやらしすぎない品のあるラインを演出してくれます。



2014 メンズプレシャス 冬号
こちらは、弊店を含めた国内のテーラーのみならず、国外のテーラー特集もあり、かなり内容の濃い一冊となっております。ぜひともご購入、ご覧いただければと思います。
関係者の皆様、この度はありがとうございます。


2014/11/24

葛利毛織 スーツのお仕立て上がり

いよいよ本格的に寒くなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日は、そんな立冬にふさわしいホットなお仕立て上がりをご紹介いたします。

生地は葛利毛織のプレミアムコレクションよりお選びいただきました。
ウール88%、ポリエステル12%(チンツ加工、ナノ撥水)の大変光沢のあるモダンな生地を、手縫い(DISTINTO)でお仕立て頂きました。

新規でご注文頂きましたH様。
御年は70歳を超えておられます。
ですが、お顔、身体、どちらとも20歳以上はお若くみえるほど外見も内面もとても素敵なお方です。

H様は元プロの社交ダンサーでおられます。
そのため、姿勢がものすごく良く、堂々とした紳士的な振る舞いがとても印象的でした。
私達職人はどうしても前かがみで仕事をするため、屈身(猫背)になりやすいのですが、これを機にH様の姿勢、生きる姿勢、両方とも見習わなければなりません。


そして、仮縫い時には実際に、ダンスを披露してくださいました。
社交ダンスを生で見させて頂いたのは初めてだったわけですが、本当に素敵で感激いたしました。


お仕立て上がりのスーツは、大変上品な光沢があり、夜の席にぴったりです。
社交ダンスでは肘をお顔の高さほど高く上げます。そのため、スーツを着たまま、実際に踊りやすく、きれいなラインを維持する型紙でお作り致しました。

アームホールは袖が突っ張らないよう、かなり浅めのジャストフィットです。
また、肩パッドをなくすなど、出来るだけ軽い仕立てで仕上げました。
それだけではなく、後ろ身頃の型紙も普通のスーツのものとは違い、ジャストフィットかつ動きやすくなるよう、しっかりとゆとりを入れております。

シャツ、タイのクラシックな組み合わせは勿論のこと、今日のようなクリーム色のニットで少しカジュアルダウンしたスタイリングでも素敵です。

イタリア流の柔らかい仕立てに、H様の堂々とした佇まい、完璧でございます。
この度は、ご注文頂きありがとうございました。