2019/12/23

年末年始休業のお知らせ

2019年12月31日(火)~2020年1月5日(日)まで、
年末年始休業とさせて頂きます。

休業中に頂いたお問い合わせに関しましては、
2020年1月6日(月)以降のお返事となります。
ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。

それでは皆さま、良いお年をお迎え下さいませ。



サルトリアイプシロン Sartoria Ypsilon

東京都中央区日本橋本町4-7-2 ニュー小林ビル3階

03-6225-2257

info@sartoriaypsilon.jp

2019/11/06

アトリエコンサート

昨日お知らせしました、"Yoshi Funabashi"2020年春夏コレクションの展示会期間に合わせまして、
下記日程でアトリエコンサートを開催することとなりました。


YPSILON ATELIER CONCERT #10
出演   :橋本 さやか(ソプラノ) 細川 智美(ピアノ)
開催日  : 11月9日(土)
開場   : 19:00(19:15までにはお越し下さいませ。)
開演   : 19:30
チケット代: 2,000円(税込)
会場   : サルトリアイプシロン
お問合わせ: 電話 03-6225-2257 
       メール ypsilonjapan@gmail.com
*ご来観にあたりお電話、メールにてご予約をお願い致します。
まれに返信メールが迷惑メールボックスに届く場合がございます。
返信メールが届かない場合、迷惑メールボックス、フィルターの確認をお願い致します。


当日は、10:00~18:30まで"Yoshi Funabashi"の展示会を行っておりますので、
開場時間前にお越し頂いても構いません。

皆様のご来場、お待ちしております。



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2019/11/05

Yoshi Funabashi 2020 Spring/Summer Collection 展示会のお知らせ

朝晩の気温差を感じる日々が続いております。
皆様、ご自愛下さいませ。

さてこの度、船橋の兄である"船橋 芳信"がミラノより来日するにあたり、自身のブランド
"Yoshi Funabashi"の2020年春夏新作コレクション展示会を下記日程で行います。
ご興味がございましたら、お気軽にお越し下さいませ。


Yoshi Funabashi 2020 Spring/Summer Collection
開催期間:11/7(木) - 11/10(日)
開催時間:10:00~18:30
会場:サルトリアイプシロン
連絡先:03-6225-2257


"Yoshi Funabashi"ではご要望により、展示会でお客様にご試着頂いた商品を自身のアトリエでサイズ調整をしています。長年、パタンナーとして活躍されていたという経歴もあり、そのデザイン性はもちろん、着心地においてもファンの方々より定評を頂いております。ぜひ一度、その着心地を体感頂ければと思います。


<Yoshi Funabashi> デザイナー 船橋 芳信
日本でフリーのパタンナーとして活動し、その後1980年にイタリアに渡り、数々のブランドのコレクションに参加。1986年ミラノにてSTUDIO YPSILON設立。1992年にレディースコレクション、2002年メンズコレクション発表。2003年にヨーロッパ市場にコレクションを発表し、世界各地のセレクトショップに展開。2007年、2008年にはピッティに出展。日本には年2回帰国し、長崎・大阪・東京で展示会受注会を開催している。

"Yoshi Funabashi" ホームページ




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2019/10/31

臨時休業のお知らせ

臨時休業のお知らせです。

11月2日(土)・3日(日)・4日(月)の3日間は、
電気工事による停電の為、臨時休業とさせて頂きます。

その間、電話・メールも使用不可となりますので、
お問い合わせに関しては、11月5日(火)以降のお返事となります。

ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。



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2019/10/28

CARNET 秋冬コットンバンチ プライスダウンのお知らせ

やっと秋らしい季節になってきましたね。

さて、今回は既にリリースされているカルネの秋冬コットンバンチが今シーズンから
お買得価格になりましたので、改めてご紹介させて頂きます。

CARNET 「DANDY」
ソンドリオ製のコットンフランネル・ストレッチコーデュロイなど、
様々な種類のコットン生地を取り揃えたバンチになります。
在庫がなくなり次第、生産終了ということです。

【コットンフランネル】
目付360gms コットン100%
(上から)無地・ツイル・ヘリンボーン・バーズアイ・チェック
軽くてサラッとしていますが、
しっかり目が詰まっていて、保温性も高そうです。
チェック柄でジャケットをお仕立て頂いたり、
ハリのあるツイルでパンツをお仕立て頂くのにもちょうどいい生地です。
使いやすそうな色味の在庫もまだまだございます。


【ストレッチベルベット】
目付360gms コットン99% ポリウレタン1%
ストレッチのあるベルベットになります。
毛足のおかげで生地に陰影が出て、とてもドレッシーな雰囲気です。
グレー系やモスグリーンなど落ち着いた色はより一層深みを増します。
マスタードイエロー・ワインレッドなど、秋らしい変わり種も在庫ございます。

【ストレッチコーデュロイ】
目付380gms コットン98% ポリウレタン2%
こちらもベルベット同様、ストレッチのあるものになります。
他のメーカーのコーデュロイと比較すると、
軽くて野暮ったさがなく、全体的にスマートな印象です。
ポリウレタンも2%入っている分、だいぶストレッチが効いてます。

≪おすすめ生地紹介≫
【コットンフランネル】ツイル
目付360gms コットン100%
しっかりしていてハリもあるので、パンツにおすすめ。
履き込むうちに良い味を出してくれそうな生地です。

コーデュロイ
目付380gms コットン98% ポリウレタン2%
写真だとベージュ寄りに見えるのですが、
グレーのようなベージュのような色です。
ジャケット・パンツともに、単体でお仕立て頂くのも良いですし、
個人的には、上下コーデュロイでもカッコいいかなと思います。
どっちつかずな絶妙な色味が良い雰囲気を醸し出してます。




以上となります。

ハイクオリティな生地をお買得価格でお仕立て頂けるチャンスです。
この機会にぜひ一度ご来店頂き、実際に御覧頂ければと思います。





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2019/10/10

12日お休みのお知らせ

急なお知らせですが、今週12日(土)は台風19号の接近に伴いまして臨時休業とさせて頂きます。

今年最大の台風のようですので、皆様もどうかお気を付け下さい。


サルトリアイプシロン 

2019/10/08

2019秋冬新作生地バンチのご紹介

今週いっぱいは10月らしくない気温が続きそうですね。
お体の調子はいかがでしょうか。

さて、今回は新しく入荷した
2019秋冬新作バンチをいくつかご紹介致します。



まずは、イタリア・カルネより
スーツ&ジャケット向けバンチ「Blue Collection」(上)
コート向けバンチ「Lux Overcoat」(下)
のご紹介です。


「Blue Collection」(上)
文字通り、ブルー系の生地を取り揃えたバンチになります。
色出しに関しては、さすがのカルネ。
秋冬らしい深みのある落ち着いたブルーが季節を彩ります。
スーツに適したベーシックなものから、
ジャケットにおすすめな、ざっくりとした生地感のチェックなど、
ブルーをキーワードに様々取り揃えております。

「Lux Overcoat」(下)
高品質なウール・カシミアを使用したコート向けバンチになります。
上品な光沢やカシミア特有のヌメリ感のある生地がポイントです。
ストライプ、チェック、ヘリンボーン、どの柄もはっきりとしていて、
カルネらしい絶妙な色のアクセントがマンネリ感を払拭してくれそうです。
中には、カシミア100%の生地も含まれていて、その手触りは圧巻です。



続いて、イギリス・スタンドイーブンより
「PARK LANE」(上)
「OXBRIDGE FLANNEL」(下)
こちらは2つともスーツ向けバンチになります。


「PARK LANE」(上)
オーストラリア産の高品質メリノウールを厳選して使用。
メリノウールは、羊毛の中では最高級と言われるものになります。
高い保温性・通気性の良さ・比較的滑らかな肌触りが特徴です。
たて糸・よこ糸ともに、Super 120'sの双糸で織られており、
シワになりにくく、非常にハリのある生地感となっております。
仕立て映えしそうな生地ですね。
基本的な柄は網羅しており、選びやすいバンチとなっております。

「OXBRIDGE FLANNEL」(下)
梳毛と紡毛を組み合わせたハイブリッドなフランネルバンチ。
茶にベージュのストライプ、淡いブルーグレーに淡いブルーを重ねた
"淡淡"なウィンドーペン、ワインのような深みを感じるボルドー。
どこかノスタルジック。だけど、新鮮さも感じます。
生地感としては、梳毛を組み合わせていることもあり、
一般的な紡毛のフランネルと比べて、少しスッキリしていて上品な印象です。
本来、カントリー向けのイメージの強いフランネルではありますが、
これならタウンユースのフランネルとしても最適かと思います。



お次も、イギリス・FOX BROTHERSより
ジャケット向けバンチ「FOX TWEED Ⅱ」(上)
コート向けバンチ「EXMOOR OVERCOATING」(下)
をご紹介致します。


「FOX TWEED Ⅱ」(上)
ツイードのジャケット向けバンチになります。
こちらは「Ⅱ」ですが、もちろん「Ⅰ」もございます。
控えめで落ち着いたラインナップの「Ⅰ」に対して、
カントリー調の色鮮やかなラインナップが特徴の「Ⅱ」。
着ている洋服で、気分も変わったりしませんか?
このバンチ、自然と明るい気分になれそうな生地ばかりなんです。
潔く、一発目から最後までチェックオンリーなので、
チェック柄一択でお探しの方には、
大変、おすすめのバンチとなっております。

「EXMOOR OVERCOATING」(下)
目付560-590gms と、
コート向けのヘビーな生地を取り揃えたバンチです。
若干、織りで柄が入っているものもありますが、ほぼ無地オンリー。
ハリのあるツイルや、ズッシリとしたヘリンボーンなど
正統派クラシックスタイルのコートに合いそうですね。
個人的には、ベージュ辺りの色がおすすめです。
生地自体は重いですが、船橋のフィッティングにお任せ頂ければ、
その重厚感とは裏腹に、重さを感じないコートをお仕立てさせて頂きます。



当店お馴染み、イタリア・チェルッティより
スーツ向けバンチ「CARAVELLE」のご紹介です。

「CARAVELLE」
全体的にサラッとした手触りで、
3シーズンお召し頂けるスーツ向けのバンチです。
自然なストレッチ性があり、ドレープ感も楽しめるような生地になっております。
グレンチェック、ピンストライプ、シャークスキンなど、
スーツを仕立てる上では申し分ない柄のラインナップです。
色に関しても、フォーマル向けのブラックから、
こげ茶、ベージュなどのカジュアルに着られそうな色まで幅広いです。



最後は、メイド・イン・ジャパン
今シーズンより取扱いを始めました。
創業1850年 尾州最古の毛織物メーカー 中外国島より
「Chugai Kunishima 1850」をご紹介致します。

「Chugai Kunishima 1850」
海外メーカーを思わせる色出しや柄が特徴です。
どこか端正な面持ちは、日本人ならではのセンスでしょうか。
目付350gmsと、スーツ地としてはしっかりとした生地感で、
触り心地もふっくらとしています。
適度に光沢もあり、仕立て映え間違いなしです。



以上となります。

今回は、新作生地を一部、セレクトしてご紹介させて頂きました。
この他にも紹介しきれていない生地がまだまだございます。
皆様のご来店、心よりお待ち致しております。





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2019/09/06

文化ファッション大学院大学での講義

9月に入りました。
秋物の服が恋しくなってきましたが、まだまだ暑いですね。


さて、少し前ですが、7月に代表の船橋が文化ファッション大学院大学(BFGU)にて特別講義をしてきましたので、その模様を少しご紹介致します。

まずは今回の講義について船橋のコメントです。


・バランス理論講義
「BFGUでの特別講義も今年で3回目となりました。今回はバランス理論の必要性を基本に、実際に生徒さんに体感してもらう内容にしました。

生徒さんに代表で男女一人づつ出てもらい、まずこちらで用意したゲージサンプルのジャケットをそのまま着てもらいます。そして私が普段仮縫いの際に行っている、ジャケットの肩を外してピンで留め直すフィッティングを施し、その方の体型のバランスに合わせます。そうすることにより、バランスを合わす前と後での着心地の変わり方が体感できるのです。最後に椅子に着席してもらい、前のボタンを外さずとも窮屈でなく、どこも当たる所が無いかも確認してもらいます。座ると、ジャケットがその方にどれだけフィットしているかが余計に分かるのです。
立っても座っても見た目に変なシワが無くなるので、他の生徒さんにも以前以後の変化が分かります。

この、きちんとバランスの取れた服が如何に着やすく美しいかを、まずは服飾を学ぶ方々に教えたいと思い今回はこのような内容の講義にしました。」



という事で、今回はジャケットのフィッティングを主にした講義を致しました。

ではその様子を少しだけ。


2日間に亘り講義を致しました。
毎年7月にご招待頂き、今回で3回目です。


生徒さんにゲージを着せたところです。割と体型に合っているので分かりづらいですが、よく見ると微妙に首の下辺りツキのようなシワが出ています。また、左肩の先の方の骨が張っているので生地が少し突っ張り気味なのと、それによって左の裾辺りがほんの少し浮き上がって見えます。
この後袖を外し、肩の縫い目も外してピンで留め直し、直接バランスを取っていきます。




肩をピンで留め直した後です。
首の下のツキが無くなり、肩全体も綺麗に乗っています。
座っても肩と首の乗りがぶれません。


女子生徒さんにも同様にフィッティングを行いました。

背中も綺麗です。



一昨年の講義はパンツのパターン作成から本縫いまでを行い、昨年はジャケットのパターン作成からシーチングでの組み立て、着せ付けを行いました。(昨年の講義のブログはこちら

毎年タイトルには「バランス理論による~」とついているのですが、バランス理論とは洋服を各自の体型にきちんと合わせ、更にそのバランスを数値で見て体型を完璧に判断・把握するというのが本質であり、ある意味今年のフィッティングの講義が一番直球に近い話だったのではないかと思います。


このような内容は学校の授業ではなかなか聞く事がないと思いますが、一つの理論として心に響いて頂けたら嬉しいですね。

またこのような機会がありましたらお知らせ致します。



2019/08/21

Loden Coat ローデンコート

連日暑い日が続いておりますが、洋服屋ではもうすぐ秋冬のシーズンが始まろうとしております。

ここ数年新たなアイテムのサンプルがなかなか作れずにおりましたが、今回久々にコートのサンプルが完成致しました。

「Loden Coat」
ローデンコートです。


ローデンコートとは、オーストリアとイタリア北部に跨るチロル地域で狩猟用に着られていたコートで、その地域で織られたローデンクロスを用いたコートです。
今回作ったモスグリーンが代表的な色で、森の中で着るものですからグリーンなのでしょう。




形としてはAラインのステンカラ―コートなのですが、随所に特徴があります。

では、ディティールを紹介していきます。


まずは肩、袖付けです。
この作りは非常に特徴的で、通常のコートやジャケットなどは身頃のアームホールに袖を裏側から縫い付け、ひっくり返して表に返すというような縫い方なのですが、このローデンコートは違います。
ローデンコートの一番の特徴である肩部分の張り出し。この張り出しと次に出てくる脇下の縫われていない部分があることにより、通常の縫い方と異なった縫い方になります。
あまり詳しく書いても専門的過ぎるので割愛致しますが、非常に新鮮でした。
肩周りのステッチは強度を保つ意味もあり2重です。


上でも触れましたが脇下は袖と身頃がくっついていません。
これは中に重ね着をして着た時でも、銃を打つ際の動きに制限がかからないためだそうです。
通気性を良くする意味もあるかもしれませんね。

ポケットより後ろ側にある脇縫い目が一部空いております。
これはボタンを閉めたままでも中に着たジャケットのポケットのものを取ることが出来る仕様です。トレンチコートのポケット内部にも同様の穴がありますが、こういうさりげない実用的ディティールはグッときます。

袖は3枚切り替えでタブ付きです。

背中心に、肩甲骨の下辺りから裾までインバーテッドプリーツが入ります。
これも動きに対応したディティールです。
このプリーツが入っている事により、かなり強烈なAラインに見えます。

前身頃裏側は通常大身返しのみで裏地は付かないのですが、当店の仕立てでは裏を付けました。背は半裏仕様です。



襟周りです。
ステンカラ―ですが、通常より衿腰高めに設定しております。
また、襟にスロートタブ(襟を立てた際に前を留め付けるストラップ)が付くものもありますがサンプルでは付けておりません。タブを付ける場合襟はもう少し小ぶりにした方が良いですね。



第一釦を留めずに着るのもありです。


そして、このローデンコートに欠かせないのがローデンクロスです。
ローデンクロスはウール生地に縮絨をかけたメルトンのような生地で、防寒・防水性に優れた生地です。
ローデンクロス自体あまり見かけないのですが、今回サンプルに使用したローデンクロスはモエスマーのローデンクロスです。こちらはウール100%・540gmで色はグリーンとネイビーがあります。


また、昨年の秋冬よりローデンクロスに特化したメーカーの取扱いが始まりました。

ローデンクロスのメーカー「ライヒットフリード」のローデンバンチです。
ライヒットフリードはオーストリアのウール毛織物メーカーで、柔らかく上質なローデンクロスを作っています。

ラインナップも様々で、こちらは360gmのジャケット用ローデンクロスシリーズ。
ローデングリーンはもちろんですが、グレーやネイビー、ボルドーなどもあります。

そしてまさにのコート用ローデンクロス。
ウール80%・アルパカ20%で目方は540gmです。
黒、ネイビー、グレー、グリーンとあります。

最後の3枚はダブルフェイスです。表と裏の色が違う生地で、単衣仕立てにした際に裏の色も楽しめます。
ウール100%・640gmです。



今回作るにあたって色々なローデンコートを見て研究しました。特に参考にしたヴィンテージのローデンコートは本当にカッコよく、作りも頑丈で素晴らしいものでした。
それらを踏まえ、細かなディティールはヴィンテージのものを踏襲し、しかし手仕事からなる柔らかさや仕立て服としての上品さを出したく、全てハンドステッチにしております。そしてもちろん毛芯1枚の軽い仕様です。
これにより、サルトリアイプシロンの解釈としてのローデンコートが出来たのではないかと思います。


では、なぜ今回ローデンコートをラインナップに加えたかといいますと、7年程前にカチョッポリ(モエスマー)のローデンクロスを見た船橋が作りたいと言い、生地を購入しました。しかしその後なかなか作れずにいたところ、昨年ライヒットフリードのローデンバンチの取扱いを機にローデンコートへの熱が再燃したという次第です。
ただ、昨年も結局途中まで作り間に合わず断念、今年やっと完成と相成りました。

そもそも船橋はなぜそこまでローデンコートに想いを馳せていたのかというと、ちょうど船橋がローマに渡った80年代前半、サルト達は皆ローデンコートを着ていたそうです。
特に船橋が慕っていたペレグリーノというサルトが着ていたそれが特にカッコよく、その印象がずっと頭に残っており、いずれローデンコートを作りたいという思いがあったとの事です。


という訳でまさに40年越しのアイテムであるサルトリアイプシロンのローデンコート、店頭に飾っておりますので是非お越しいただきご覧下さい。


※ローデンコートのお仕立てに関しては、BuonoとDistinto という縫製ランク分けをしておりませんので、価格に関してはお問い合わせください。



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2019/08/02

FOXフランネル 期間限定スペシャルプライス!!

8月です。猛暑ですね。

梅雨明けが遅かった分ここ数日の猛暑は身体に堪えます。
皆様くれぐれも熱中症にはお気を付け下さい。

そんな暑さで冬物の事など考えられないとは思いますが、なんとFOXのフランネルが期間限定で一部特別価格になりましたのでお知らせです。

それがこちらです。

フォックス  クラシックフランネルバンチ

フォックスフランネルの一番定番のバンチです。
様々な目方と、クラシックな色柄のフランネルがこの1冊に入っております。


中身を少しご紹介します。


  370gm-400gm(この辺りの生地、物によっては更に安くなっているかも、、、。)



230gm-260gm


290gm-320gm


540gm-570gm


店頭在庫用も2着だけ取り揃えました。チョークストとグレンチェック。


 
こちらのバーズアイは以前からあったものですが今回の特価に伴い、上の2着と同じ価格に値下げしております。


そして、今回のクラシックフランネル特価に便乗しまして、元々店頭に在庫しておりましたフォックスのフランネルコート地も値下げしました。こちらの生地は今回のバンチに入っている生地ではありません。しかも既に廃版になっていますので、この先手に入れるのは難しい生地です。




今回の特価は、いつものお仕立て価格より約3万円程お安くなっています。
期間は来年2020年3月までのお値下げです。今季の秋冬のみという事になります。
(ちなみに、物によっては更に安いかもと言っている生地は限定数という事ですので恐らく1ヶ月持たないかもしれません。いや、既にもう無くなっている生地もあるでしょう。)




まだ全くフランネルの気分にならないかもしれませんが、あのフォックスのフランネルでスーツやジャケット、パンツ、コートをいつもよりかなりお得にお仕立て出来るチャンスですので、是非この機会をお見逃しなく!





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8月10日(土)~15日(木)まで夏季休業となりますのでご注意下さい。