2018/01/31

アトリエコンサートを終えて

先日のアトリエコンサート大成功でした。
告知が直前でしたがたくさんの方にお越し頂き、スタッフ出演者一同感謝の気持ちで一杯です。
本当にありがとうございます。
今回初めての試みでしたので反省点も多いですが、とにかくオペラに感動致しました。
まずは今回のコンサートの様子をご覧下さい。


『メリーウィドー』より唇は語らずとも

いかがでしょうか?
音の襲われるとはこの事ですね。
お越し頂いた方はコンサートホールとは違う近距離ならではの迫力を体感頂けたのではないでしょうか。
ピアノも急ごしらえで調律もギリギリでしたが、それを感じさせないよう演奏して下さいました。
とても大変だったと思いますが、出演者の皆様本当にありがとうございます。
では今回ご出演者頂いた方々のご紹介です。

・林眞暎 (メゾソプラノ)
横浜市出身、ミラノ在住、東京芸術大学卒業。
同大学院、サントリーホールオペラアカデミー、足利オペラリリカ修了。
2015年渡伊。
イタリアをはじめドイツ、スペインなどヨーロッパ各地でオペラデビュー果たす。
力強い低音域と幅広い音域が認められメゾソプラノだけでなくコントラルトとしても活躍している。

・前川健生 (テノール)
東京学芸大学大学院音楽コース修了。
二期会オペラ研修所マスタークラス修了。
二期会オペラでは「ばらの騎士」テノール歌手役をはじめ6つのプロダクションに関わり、本年も3演目に出演予定。
イタリア声楽コンコルソテノール特賞。

・齊藤舞 (ピアニスト)
千葉県出身、フェリス女学院大学音楽学部器楽科卒業。
同大学ディプロマコース、サントリーホールオペラアカデミー修了。
中田喜直記念コンクールにて三浦洋一伴奏賞、旭川放送局長賞受賞。
近年はオペラ、声楽領域のアンサンブルを中心に活動。
現在、日本声楽家協会、保土ヶ谷合唱団ピアニスト。横浜シティオペラ会員。


当日のプログラム

・Primo piatto
菩提樹 ー 曲 シューベルト
初恋 ー 詩 石川啄木 曲 越谷達之助
野の羊 ー 曲 服部正
アラゴネーゼ ー 曲 ロッシーニ

・Secodo piatto
ヴェルディ作曲「リゴレット」より 女心の歌
ビゼー作曲「カルメン」より ハバネラ
ロッシーニ作曲「セヴィリアの理髪師」より  今の歌声は
プッチーニ作曲「トゥーランドット」より 誰も寝てはならぬ

・Dolce
レハール作曲「メリーウィドー」より 唇は語らずとも







日本の歌とオペラの中でも有名どころのアリア集とゆう感じで、トゥーランドットは、少し前に元携帯販売員のポール・ポッツ氏や彼を題材にした映画『ワンチャンス』で広く知られる様になりましたね。(後にジェフ・ベックなどもカバーしておりますし。

カルメンもTVCM等でよく使われているのでとても耳なじみのある曲ですね。
初心者ですがとても楽しいひと時を過ごせましたよ。

演奏終了後、お越し頂いた皆様とても笑顔で、感動しましたと沢山お声を頂きました。
とても嬉しく思います。
これを励みに今後も皆様に楽しんで頂けるよう努めますので、どうぞ次回もお越し下さい。





船橋からアトリエコンサートを開催するにあたってのコメントです。
このアトリエでのコンサートは本当に手作りですが、参加するアーティストとお客様一人ひとりとがつながることが可能な稀有な空間だと思います。

なぜならば演奏家たちにとってもお客様の心の動きが感じられる距離で、心で交流できる場所であるということです。
ですから、ここにこうして集って創造的な時間を共に過ごすということは、いささか大げさかもしれませんが、人間として生きるということそのものと言えるのかもしれません。

現代に暮らす私たちは、ともすると体と心が別々に暮らしていることが増えているように思います。
それは住まうところと仕事場が離れていたり、それぞれが全く違う環境の下にあったり、あるいは住まいがただ寝に帰るだけの場所であったりと、インターネットでつながる世界、バーチャルな環境を提示するまでもなく、現代に暮らす私たちは疎外感の横溢する社会のただ中に居ます。

そんな中、ここ「サルトリアイプシロン」が、体と心が一体となれる命が回復する場所として、いのちが輝けるサロンとしてみなさまに心地よいひとときを過ごしていただければ幸いです。


次回の開催は2月の予定です。
詳細が決まりましたらブログなどでお知らせいたします。
それまでどうぞお楽しみに。


サルトリアイプシロン Sartoria Ypsilon

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