昨日のご紹介が大体春・夏・初秋に適した生地のご紹介でしたが、今回は秋・冬・初春ごろまでのラインナップでしょうか。ウーステッドのスーツ地などは3シーズン着用可能な物がほとんどですが、生地の色味や織りなどで季節を分けるというのも楽しさの一つです。
Taylor&Lodge GOLDENBALE 50% / Super150's 50%
英国テーラーロッジの、しかもゴールデンベール50%とスーパー150ウール50%という素晴らしい生地です。重さも295gm/mと、合冬に適しております。
こちらの生地はもう製造はされておりませんで、このネイビーやグレンチェックなどを何着分か在庫生地として手に入れました。もう売り切れてしまった生地もありますが、グレンチェックなどはまだ在庫ございますので気になられた方は是非お問い合わせ下さい!
H.Lesser GOLDEN BALE 100%
こちらは英国H.Lesserのゴールデンベール100%のフランネルスーツ地です。
フランネルのネイビーチョークストライプはやはり永遠にカッコいいですね。
こちらの生地、肉厚ながら柔らかく、それでいて決してヤワじゃないという、作っていて非常に気持ち良い素晴らしい生地でした。さすがのレッサークオリティです。
MOLLOY & SONS Donegal Tweed
2018秋冬新作バンチからモロイ&サンズのドネガルツイードでジャケットの御注文です。久しぶりのドネガルツイードでしたが、こちらのドネガル良いです。390gm/mとツイードとしてはそこまで重くなく、タウンユースに丁度良い生地です。代表の船橋も良い生地だと興奮しておりました。
画像では色が分かりにくいですが、チャコールグレー地に白や黒のネップが入っております。
Taylor & Lodge Wool & Cashmere
テーラーロッジのウールカシミアのウーステッドフランネルスーツ地です。
船橋がイタリアにいた頃に買っていた生地ですので、こちらももう製造していない貴重な生地です。
チャコールのチョークストライプも素晴らしくカッコいいですね。
クラシックな雰囲気のダブルブレストのお仕立てで、しかも段返り仕様です。
Harrisons of Edinburgh FLANNEL
ハリソンズのフランネルシリーズです。
しっかりと目の詰まったフランネルの生地感は冬に着たい1着ですね。
特にハリソンズのフランネルシリーズはスーツにもジャケットにも使える色柄が多く、配色の組み合わせも絶妙なものが多いです。
葛利毛織 DOMINX Wool 100%
当店でも人気がある葛利毛織の生地から、グレーのウールフランネルをお選び頂きました。今では珍しい低速織機でゆっくりと織られた生地はどれも密度がありますが、バンチに記載されている目付からは想像出来ないほど触ると柔らかくしなやかです。ベーシックな生地をお探しの方には本当に葛利の生地はおすすめです。
ここ数年フランネルでの御注文はそんなに多くなかったのですが、今季は様々なメーカーのフランネル生地での御注文が目立ちました。やはり多いのは英国メーカーですが、日本の葛利毛織のフランネルも人気です。また、船橋が昔からフランネルで一押しなのがイタリア・カルネ社の傘下であるグアベロのフランネルです。やはりイタリア生地らしくソフトな質感と、他には無い独特なカラーバリエーションが多く、こちらも人気です。フランネルはスーツやジャケットだけでなく、パンツ単体での御注文も多いですね。