2016/12/07

ポロコートご紹介 メンズプレシャス2016冬号

寒暖差激しいですね。こういう時は体調管理をしっかりしたいものです。

さて、昨日発売されましたメンズプレシャス2016冬号のビスポークコート特集に、サルトリアイプシロンのポロコートが掲載されております。



以前にもこちらのブログ内でご紹介をしておりますが、せっかくなので再度ご紹介致します。(ちなみに以前のブログではアルスターコートであってポロコートではないと掲載しておりますが、こちらポロコートです。訂正させて頂きます。)
また、船橋が紙面で着用しているナポレオンカラーコートもご紹介致します。


まずはポロコートです。

このコートは船橋がイタリア時代に作った本人私物でなかなかの時が経っておりますが、さすがの作りで全くへたれておりません。生地は恐らくゼニアのカシミア100%コート地だそうです。

前面
ダブルの打ち合い、6つボタンです。サルトによってボタンの並び位置は変わりますが、当店は6つが同一線上に並びます。腰ポケットはパネルドポケット(ポストポケットとも言われます)。そして胸ポケットは無しです。


背面
ポロコートの特徴である背中部分のプリーツとベルトです。ベルトより下のプリーツはボタン留めになっており機能性も備えております。

プリーツ内部

袖口のターンナップカフです。
ぐるり1周ではなく、袖の半分だけカフが付くのが当店の基本仕様です。
ボタンは1つだけの場合もあり、こちらはお好みです。

圧倒的存在感の襟です。
アルスターカラーと呼ばれるもので、ポロコートの特徴の一つです。
この部分にそれぞれのサルトのデザイン性が表れますね。

襟は立てて着られるようになっております。

こちらのサンプルのポロコートはクラシックで優美な雰囲気(着丈や全体のゆとり感)が漂っております。これはこれですごくカッコいいですが、最近はツイード生地にしたり、着丈やゆとり量をもう少しタイトにした現代的に着られるポロコートの御注文も当店では人気です。その辺はビスポークですのでお客様とのご相談でいくらでも調整可能です。ベースは中庸で普遍的な作りですので、一生もののコートであることは間違いないです。


次にナポレオンカラーコートです。

こちらは3年ほど前に仕立てたサンプルで、デザインは船橋オリジナルのナポレオンカラーコートです。
ハリソンズのウール100%コート地を使用しております。

先程のポロコートと比べると着丈は短め(ヒザ少し下までの長さ)で、ダブルの打ち合いは逆に少し広めです。腰ポケットは箱ポケットです。
見てわかる通り最大のポイントはかなり大きめの襟です。そして上衿のロール感がエレガントです。インパクトあります。


背面
ベルト付きですがポロコートと形状が違います。プリーツはベルトより下のみで、こちらもポロコート同様ボタンで留められてます。

全体の印象としては、少しミリタリーっぽさもありつつエレガントさも含めた船橋的ウールトレンチという感じでしょうか。着用するとスーツにもカジュアルにも着られる便利さがあり、これも生地によって色々な遊びができるコートになっております。



そろそろコートが活躍する季節になってきました。サンプルは常時店頭にございますので、是非ご来店の際にご覧ください!
メンズプレシャス2016冬号も是非ご一読ください!