9月に入り、急激に気温が下がりました。秋は過ごしやすいので大歓迎です。
洋服屋としても秋冬は様々な装いを楽しめるシーズンですので気合が入ります。
ただ、相変わらずのコロナ禍で皆様スーツやジャケットなどを身に纏う機会が減ってしまったのではないでしょうか。リモートワークが推奨される現在では仕方のないことかもしれませんが、寂しい限りです。。
そんな状況の中、当店では久しぶりにサンプルを製作致しました。
シングル3ピーススーツ
ハリソンズ オブ エジンバラ "OYSTER"
3ピーススーツです。
サンプルとして3ピースを製作したのは久しぶりです。
生地は英国ハリソンズオブエジンバラから昨年登場したスーツ地シリーズ OYSTER です。
今年ももちろん継続しております。
目付400mgと重量のあるしっかりとした生地はとても英国的です。
その中からグレンチェックに紺のオーバープレイドが入った生地を選びました。
装う機会の少なくなってきた今、敢えて3ピーススーツを今季のコレクションとして製作致しました。構築的に見えますが仕立て自体は柔らかい仕立ててです。
また、ラペルの太さや肩周りの雰囲気は船橋が20代の頃に居たローマスタイルっぽさを意識してみました。
ローマスタイルに関しては個人の好みですが、スーツにジレを加えるというのはクラシックで良いですね。いわゆる三つ揃えです。
当店のジレを少しご紹介致します。
前6つ釦でポケットは4つが通常のスタイルです。
背中の表側はジャケットの裏地と同じ生地になります。
裏地はコットンです。
首回りは前身頃から一続きの「みつ」が付きます。
背中ウエストの尾錠です。
この尾錠がイタリア製で雰囲気あってすごく良いんです。。。
コーディネイトはこのような感じでしょうか。
シンプルなソリッドタイが良く合います。
装い自体が軽くカジュアルになってきた現代で、我々も軽く柔らかい仕立てを提案してきました。しかし、根底にクラシックあってこそ現代的な軽く柔らかい仕立ても映えるのではと思っております。
たまには三つ揃えでタイドアップをし、紳士的装いをしてみるのも良いですね。
因みにこのような色柄スーツであれば、ジャケットを紺ブレに変えてみたり、パンツをグレーコーデュロイに変えてみたりとジャケパンスタイルとしても着まわせます。
2021-2022秋冬の新作生地バンチは少量ですが入ってきております。
コロナ禍といった状況でも新たな試みをしている国内生地メーカーや魅力のある新作を出し続けている海外生地メーカーがあり、そういった生地や今回作った当店のスーツサンプルを是非見て頂きたく存じます。
当店では来週より秋冬に切り替わりますので、この機会に皆様のご来店をお待ち致しております。
※安心してご来店頂けるよう、当店では空間除菌など感染対策をしております。
サルトリアイプシロン Sartoria Ypsilon
東京都千代田区二番町1-2 番町ハイム101-2
03-6225-2257
ypsilonjapan@gmail.com
※お車でお越しの際、土日はビル内駐車場が無料でお使いいただけますのでご利用の場合は事前にご連絡をお願い致します。平日はショールーム手前の有料駐車場かお近くのコインパーキングをご利用下さい。