2018/10/31

メールアドレス再開のお知らせ

昨日お知らせ致しました弊社メールアドレス sartoriaypsilon@adagio.ocn.ne.jp 並びに info@sartoriaypsilon.jp の利用停止ですが、先程再開致しました。

大変ご迷惑をお掛け致しました事をお詫び申し上げます。

また、プロバイダーに問い合わせたところ利用停止中に送信頂きましたメールについては閲覧不可との事です。

そのため10/30 13:00 ~ 10/31 10:00 の間にメールをお送り頂きましたお客様は、お手数ですが再送頂けますと幸いです。

何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。



サルトリアイプシロン Sartoria Ypsilon

東京都中央区日本橋本町4-7-2 ニュー小林ビル3階

03-6225-2257

info@sartoriaypsilon.jp

2018/10/30

弊社メールアドレス利用停止のお知らせ

皆様にお知らせでございます。

ただいま、プロバイダーの関係で弊社のメールアドレス sartoriaypsilon@adagio.ocn.ne.jp 並びに info@sartoriaypsilon.jp が利用停止状態となっております。

お手数お掛け致しますが、お急ぎの方は ypsilonjapan@gmail.com もしくはお電話にてご連絡下さいます様お願い申し上げます。

今の所2日程で利用再開の見通しとなっておりますので、再開致しましたらまたお知らせ致します。

ご不便、ご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ありませんが、何卒ご承知おき下さいます様お願いいたします。



サルトリアイプシロン Sartoria Ypsilon

東京都中央区日本橋本町4-7-2 ニュー小林ビル3階

03-6225-2257

ypsilonjapan@gmail.com

2018/10/28

今年最後のアトリエコンサート

今年最後のアトリエコンサート、無事終えることができました。
バロック音楽はあまりなじみがないかもしれませんが、聴いていると癒されていく不思議な力があり、出演者の方々の和やかな雰囲気も重なってとても心地の良い空間でした。
いらっしゃった皆様も楽しんで頂けたようで安心いたしました。

今後も面白い企画がありますので、皆様来年もどうぞご期待下さいませ。
まずは出演者紹介と当日のプログラムをご案内致します。






出演者
久保田潤子:ソプラノ、ゴシックハープ
金井隆之:テノール、ギター
中村康紀 :テノール、リュート
松浦 諒:テノール
以前のブログにてプロフィール紹介や楽器紹介をしておりますのでそちらもご覧下さい。
またこちらの皆様はincontro(インコントロ)という古楽器を中心とした音楽団体に所属しております。
よろしければリンクからHPもご覧になってみて下さい。
http://arts-info.com/incontro/






プログラム
・西風が戻り zefiro tirna /クラウディオ・モンテヴェルディ
・本当の事とは思えない/コスタンツォ・フェスタ
・フィレンツェのアリア/作曲者不詳
・信じる者は愚かだ folle e' ben /タルクィニオ・メールラ
・白い花 Il Bianco Fiore /チェザーレ・ネグリ
・この歌を聞いてください sentirete una canzonetta /タルクィニオ・メールラ
・そよ風吹けば se l'aura spira /ジローラモ・フレスコバルディ
・幸せな恋人 amante felice /ジョヴァンニ・ステファー二
・何て運命/アントニオ・カルダーラ
・こんな美味い che gusto mai questo /アントニオ・カルダーラ
・泣かせてください  Lascia ch'io pianga/ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
・樹木の陰で ombra mai fu /ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
・涙する美しい人 Lagrimosa belta' /ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス
・愛の神は D'improvviso /アントニオ・カルダーラ



当日もお持ち頂いた楽器や演奏する楽曲について詳しくご説明頂きました。
以前のブログで楽器紹介を致しましたが、ギターの説明がなかったのでこちらにも記載致します。




こちらは1500年頃のリュートをモデルにして、「ドルメッチ」という楽器製作者の工房で作られた楽器です。
著名な楽器製作者で、あらゆる古楽器を復元していた方です。
10コース(弦の張ってある道筋とでもいえばいいのでしょうか)中9コースに2本ずつ弦が渡り、最後の1コース1本を合わせた19弦です。
ピックなどは使わず指で演奏し、写真のリュートで説明するとネック上半分は主にメロディーを奏でるのに使い、下半分はストロークで和音を奏でる際に使用するそうです。





こちらは1800年頃のスペインで作られたギターを元に現代のイギリス人楽器職人の方が製作した楽器です。
6コースに2本ずつ弦が渡る12弦で、1コースごとに隣り合う弦が1オクターブの差で張ってあります。
現代になるにつれて低い音が追加されていったそうで、バロックでは5コース、ルネサンスでは4コースだったとのことです
6コース12弦は現代のエレキ、アコギでもあり、ジョージ・ハリスンが12弦のリッケンバッカ―を使っていましたし、変わり種だとダブルネックギターなどもありますね。
レッド・ツェッペリンやジェネシスの演奏で見かけます。
トリプルはジョン・ポール・ジョーンズでしょうか。





こちらのハープは1500年頃のヨーロッパ絵画を元にスイスで作られた楽器です。
弦は26本、羊の腸でできているためとてもハリが強く、弦を張り替えた後もある程度伸びきるまで引き込まないと音が安定しないため、3日程かけて弾き込んでいるそうです。
非常にシンプルな構造ですが、テクニックを駆使してノイズが混ざったような音を出すこともできます。
どの楽器も弦が多いのでチューニングが大変そうですね。




またお客様からこのような感想を頂きました。

お客様からの感想
学校で習う音楽(バッハ・ヘンデル以降)の前期に当たる、“バロック時代”の音楽的な雰囲気を初めて十分に味合うことが出来、大変素晴らしいコンサートだったと思います。
特に、松浦氏のオンブラ・マイ・フと、最後のアンコール曲が素晴らしかったと思います。
(松浦氏の歌唱力は、キャスリーン・バトルのオンブラ・マイ・フに負けないくらいに素晴らしかったと思います)

今日のコンサートを聴いていて、バロック時代の雰囲気がやがて近代音楽へ受け継がれ、大交響曲の時代へと移っていく"流れ”を感じました。
本当に素晴らしい企画だったと思います。
4人のメンバーも素晴らしく、特に芸大を出てこのような分野の演奏に従事している人をこれまで知りませんでした。
とにかく、感銘を受けました。



久保田さん、金井さん、中村さんの演奏や歌のハーモニーは松浦さんのテノールととても相性がよく、特に松浦さんの伸びやかで、さわやか歌声が印象的でした。
バロックの流れがつかめるようにと構成して頂いたプログラムも分かりやすく、夢中で聴いているお客様もおりました。
コンサート終了後の歓談の場でも熱心に感想を延べて下さる方もおり、皆様の様子に私共もとても感激致しました。




演奏終了後の様子
リュートの構造を間近で見せて頂きました。



皆さんとても明るいキャラクターで演奏後もお客様と楽しそうにご歓談されておりました。
テノールの松浦さんはのんびりとコーヒーを楽しんでおりましたね。



今回もTAIRA ROASTERYの平良さんがコーヒーの出店をして下さいました。
11/11に弊社向かいのcafe&restaurant UNOにて豆の焙煎を行うそうなので、お近くにいらした際はお寄り下さいませ。
TAIRA ROASTERYインスタグラム
https://www.instagram.com/tairaroastery/



さて、次回のアトリエコンサートは来年1/25(金)に開催致します。
次回はオペラを行いますので、開催が近くなりましたらお知らせ致します。
今回行ったバロック音楽も定期的に行いたいと考えておりますので、詳細等はブログでお知らせ致します。
それまでどうぞお楽しみに。



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2018/10/23

Yoshi Funabashi 2019 Spring/Summer Collection 展示会のお知らせ

本日はとても冷え込みましたね。
薄着で歩いている方も見かけますが季節の変わり目ですし、皆様体調にお気を付け下さい。

ここ最近はファッションウィークで盛り上がっておりますね。
各ブランドから続々と春夏のコレクションが発表されております。
来月は船橋の兄である芳さんも自身のブランド”Yoshi Funabashi”春夏の新作お披露目の為来日します。
下記日程より例年通りサルトリアイプシロンにて展示会行いますのでご興味がありましたらぜひお越し下さい。



Yoshi Funabashi 2019 Spring/Summer Collection
開催期間:11/8(木)‐ 11/11(日)
開場時間:10:00~18:30
会場:サルトリアイプシロン
連絡先:03-6225-2257



Yoshi Funabashiではご要望により展示会でお客様にご試着頂いた商品を自身のアトリエでサイズ調整をしています。
長年パタンナーとして活躍されていたので服そのものも着心地よく、購入後直す手間もない為ファンが多いですね。
一度袖を通してみて頂けたらと思います。



<YOSHI FUNABASHI> デザイナー 船橋 芳信

日本でフリーのパタンナーとして活動し、その後1980年にイタリアに渡り、数々のブランドのコレクションに参加。1986年ミラノにてSTUDIO YPSILON設立。1992年にレディースコレクション、2002年メンズコレクション発表。2003年にヨーロッパ市場にコレクションを発表し、世界各地のセレクトショップに展開。2007年、2008年にはピッティに出展。
日本には年2回帰国し、長崎・大阪・東京で展示受注会を開催している。


YOSHI FUNABASHIのホームページ
http://www.yoshifunabashi.it/










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2018/10/19

バロック音楽について

最近は少し寒くなってまいりましたね。
そろそろニットも必要になりそうです。


アトリエコンサートまであと1週間です。
今までバロック音楽について詳しく取り上げなかったためテノール歌手の松浦さんに伺ったところ、皆様に向けたメッセージと共に解説頂きました。
またプログラムも決まりましたのでここでお知らせ致します。
どうぞご覧下さい。





松浦 諒

皆様はイタリア音楽といえば何を思い浮かべるでしょうか?
歌とオーケストラ、舞踏や豪華な舞台美術による、煌びやかな総合芸術としての「オペラ」を思い浮かべる方が多いのではないかと思います。
物語を歌い語る「オペラ」は1600年のイタリアで生まれました。
この1600年を皮切りとして1750年頃まで続く「バロック時代」がはじまります。
今回演奏する曲は、この「バロック時代」の作品を中心としています。

「バロック時代」といえば、「四季」のヴィヴァルディや「メサイア」のヘンデル、「音楽の父」と称されるバッハ等がおりますが、彼らの活躍した1700年代はバロック時代後期、音楽変遷の集大成的な作品であり、いわゆる「クラシック音楽」へ直結していく様相が多く見られます。
しかし1600年代こそをバロック時代の中心期と捉えると、オペラをはじめとした新たな音楽ジャンルの発祥地であるイタリアには実に多様な音楽のあり方を同時的に見ることができます。

ピアノという楽器がまだ生まれる前の時代、リュートをはじめ楽器の音量は総じて小さく、ちょうどサルトリアイプシロンのアトリエコンサートのような空間でこそ演奏するのに適したものでした。
また、音楽の聴こえる場といえば、貴族たちの宮廷をはじめ、人々の親密なコミュニケーションの起こるサロンのような空間が多かったと考えられています。
現代のクラシック音楽事情と異なり、歌い手はいくつもの楽器を弾きこなし、同時に歌うこともしばしばでした。


今回のコンサートは1500年代半ばに作られたルネサンスの重唱からはじまり、1700年代の後期バロック曲まで、時代の流れと共に音楽の変遷を追体験していただきます。
現代日本の生活からは少し離れた、「音楽」という概念がダイナミックに動いていく流れを辿るプログラムを構成してみました。
江戸時代から市井文化の発信地として知られる日本橋に居を構えるサルトリア・イプシロンで、国や時代を超えた豊かな文化交流の場を皆様と共に生み出し共有できることを嬉しく思います。



プログラム

・西風が戻り/クラウディオ・モンテヴェルディ
・本当の事とは思えない/コスタンツォ・フェスタ
・フィレンツェのアリア/作曲者不詳
・信じる者は愚かだ/タルクィニオ・メールラ
・白い花/チェザーレ・ネグリ
・この歌を聞いてください/タルクィニオ・メールラ
・そよ風吹けば/ジローラモ・フレスコバルディ
・幸せな恋人/ジョヴァンニ・ステファー二
・何て運命/アントニオ・カルダーラ
・こんな美味い/アントニオ・カルダーラ
・泣かせてください/ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
・樹木の陰で/ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
・涙する美しい人/ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス
・愛の神は/アントニオ・カルダーラ



以前演奏頂いた木越ご夫妻もバロック音楽を演奏して下さいましたね。



松浦さんのおっしゃる”いわゆる「クラシック音楽」”とはベートーベンやモーツァルトなどの私達がオーケストラで良く演奏されているだろうと連想する曲ですね。
演奏の編成を大きく2つに分けると100人規模の大人数で演奏するオーケストラと10人未満の少人数で演奏する室内楽があり、バロック音楽は主に室内楽に当たります。
ピアノ何重奏や弦楽何重奏といった編成の曲ですね。

船橋曰くバロック音楽はフルオーダーの手縫いのスーツ、(現代クラシックも他も含め)現代音楽は既製服に例えられるそうです。
バロック音楽は小規模で小音でも音楽の質や古楽器を扱う演奏者のテクニックが求められ、その高尚な様が取り分け貴族たちに好まれました。
対して、現代音楽は文明の発達と共に楽器も進化し大衆に向けに音を大きく華やかにする事でコンサート会場の端まで届くようにと発展していったそうです。
納得してしまう例えですね。

当日は花金でございますが、ご都合よろしければぜひお越し下さいませ。
皆様のご来場心よりお祈り申し上げます。




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2018/10/12

楽器紹介

先日の暑さと一転して肌寒くなりましたね。

先日ご紹介した出演者の久保田さん(ハープ)、中村さん(リュート)のお2人に楽器紹介のコメントと参考資料を頂きましたのでご覧下さい。



楽器紹介



久保田潤子
ゴシックハープについて
ハープは、最も古い楽器の一つと言われ、国や時代によって様々なバリエーションがあります。
このゴシックハープ(下部写真)は、1500年前後のヨーロッパ絵画をモデルにし、スイスで作られたものです。スリムなボディと残響の少ない柔らかな音色が特徴です。


また、ブレイピンを利用し弦に「さわり」をつけることにより、ノイズの混ざった独特な音を出すこともできます。
弦の本数は26本で、レバーもペダルも無いシンプルな構造です。半音を出すときは、左手で弦を押さえ、弦長を短くしながら演奏します。


ゴシックハープ
プロフィール写真でお持ちになっているハープもゴシックハープです。
現代のハープは足元のペダルで半音上げるなど音を変える事ができますが古楽器はテクニックを駆使して演奏するのですね。
大きさも音も様々な種類があるため、今回使用する楽器の音色が楽しみですね。





中村康紀
ルネサンス・リュートについて
日本の琵琶と同じ起源を持つ楽器で姿形もよく似ていますが、大きく違うのは指で弾く点です。
中世からバロックの時代によく使われた楽器ですが、バロック以降は廃れてしまいます。古い楽器の宿命ともいうべきか、音量はあまりありませんが、優しい音を持っています。

時代や用途によりその大きさも、またコース(≒)の数も様々ですが、今回使用する楽器は10コース19弦で、ルネサンス・リュートの中では一番弦の本数が多い楽器と言えます。こうした歴史に埋もれた楽器を復活させたイギリスの「ドルメッチ」という方の工房で作られた楽器で、演奏する僕自身よりずっと年寄り(’61年生まれ)です。


リュート
リュートの前身である楽器がヨーロッパへ渡たりルネサンス期に改良されこの形になったとの事です。
ルネサンス期に流行したのでその後のバロック期の絵画(イタリアのカラヴァッジオやオランダのフェルメールなど)でも良く見かけますね。
「天使の楽器」とも呼ばれている楽器が間近で聴けるとはとても貴重な機会ですね。



YPSILON ATELIER CONCERT
開催日: 10月26日(金)
開場 : 18:30 ~
開演 : 19:00
会場 : サルトリアイプシロン
チケット代:2,000円
お問い合わせ: ypsilonconcert.tokyo@air.ocn.ne.jp
       03-6225-2257
*ご来観にあたりお電話、メールにてご予約をお願い致します。
まれに返信メールが迷惑メールボックスに届く場合がございます。
返信メールが届かない場合、迷惑メールボックス、フィルターの確認をお願い致します。



洋服も楽器も時代を経て、時には改良され現代に伝わっていると思うと感慨深いものがありますね。
船橋もバロック音楽が好きで今回のコンサートを心待ちにしているようですので、是非皆さんと楽しい時を過ごせたらと思います。
今年最後のアトリエコンサートですので、皆様お誘いの上お越し下さいませ。






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2018/10/07

10月のアトリエコンサート

昨日に引き続き暑い1日となりそうですね。
今年は衣替えのタイミングが難しいです。

今月のアトリエコンサートのご案内です。
今年最後となる10月のアトリエコンサートではバロック音楽をお届け致します。
いらっしゃる演奏家の皆さんは楽器と声楽両方をこなす方々で、そこにテノール歌手の方を入れた4名でご出演頂けます。

今回お持ちになる楽器はリュート、ハープ、ギターで、リュートは古楽器と言われるもののひとつです。
現代では弾きやすくするため様々な改良が施されておりますが改良される前の古い様式で作られているものを古楽器と言い、弾きこなす為に高いテクニックが必要となります。
ハープとギターも古楽器を用いる予定ですが現在検討中との事で、使用楽器が決まりましたらブログにてご紹介致しますのでぜひご覧下さい。


YPSILON ATELIER CONCERT
開催日: 10月26日(金)
開場 : 18:30 ~
開演 : 19:00
会場 : サルトリアイプシロン
チケット代:2,000円
お問い合わせ: ypsilonconcert.tokyo@air.ocn.ne.jp
       03-6225-2257
*ご来観にあたりお電話、メールにてご予約をお願い致します。
まれに返信メールが迷惑メールボックスに届く場合がございます。
返信メールが届かない場合、迷惑メールボックス、フィルターの確認をお願い致します。


出演者の紹介


久保田潤子:ソプラノ、ゴシックハープ
東京学芸大学卒業。
声楽を大島洋子、牧野正人、クラウディオ・カヴィーナの各氏に師事。
ミラノ市立音楽院古楽科にて、声楽、室内楽、中世音楽理論、ルネッサンス対位法、通奏低音などを学ぶ一方、マーラ・ガラッシ氏のもとでヒストリカルハープの研鑽を積む。
現在は歌とハープによるアンサンブル活動を精力的に行っている。
日本イタリア古楽協会、町田シティオペラ協会ソリスト会員。
宮地楽器音楽教室声楽講師。





金井隆之:テノール、ギター
声楽家としてMozart Academy Tokyoに所属の他、東京混声合唱団や二期会等の公演に参加。
また、ギタリストとして様々なジャンルの歌い手と共演する他、バロックギター等の古楽器を用いて多くの古楽アンサンブルに参加。
日比谷高校、国立音楽大学卒業。
東邦音楽大学総合芸術研究所修了。アコースティック・デュオ「ゆるアコ」として2014千代田芸術祭渋谷毅賞受賞。




中村康紀 :テノール、リュート
埼玉大学教育学部小学校音楽専修卒業、東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。
テノール・ソリストとしてモーツァルト『戴冠ミサ』等に出演する一方、特にイタリア・ルネサンス音楽に傾倒、Concerto Sotto l'AlberoSestetto Vocale、モンテヴェルディ倶楽部、incontro等様々なアンサンブル団体で活動。
また、イタリア詩の翻訳、オペラのリブレットの全訳、字幕作成等も行いリュートを奏する。




松浦 諒:テノール
東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。
声楽を鈴木寛一、吉田浩之、藤田昌克、和泉純子、三村好子、原田圭の各氏に師事。 
ヘンデル作曲「メサイア」シューベルト作曲「ト長調ミサ曲」等のソリストを務める。 
各種公演のステージマネージャーや音楽番組の制作事務を務めるなど舞台制作に取り組む。
http://matsuura.officialpage.jp/


古楽器を間近で観られる機会はあまりないため、今から期待が高まりますね。

冒頭でもお伝えしましたが、今年最後のコンサートですので皆様ぜひお誘いの上お越し下さいませ。



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2018/10/06

タキシード用シャツのお仕立てお仕上り

台風の影響で夏の様な暑さです。
半袖を着るべきか悩みますね。

本日は、久々にお仕立てお仕上りのブログです。
インスタグラムでは既に写真をあげておりますが、フォーマルシャツが完成致しましたのでご紹介です。
所謂立衿イカ胸シャツですね。



全体です。
イカ胸部分を長くし、カーブの部分は着用時に隠れるようになっております。


シャツと同じくタキシード用のパンツ。
こちらも一緒にオーダーを頂いたものです。


着用姿です。
先程のパンツと合わせて着用するとよりフォーマルな雰囲気があり格好いいですね。



今回はイカ胸部分に4mmのピンタックを施し、カフスもウイング・カフスやウイング・ド・カフスと呼ばれる形のダブルカフスの仕様です。
ピンタックの縫い方は様々ありますが、今回は以下の写真の様に生地の縦糸を1~2本抜きタックの案内線を作りミシンを掛けていく方法で仕上げております。



裁ち端から1、2本糸をつまみ引き出します。
細い線ができるのでアイロンで折りミシンをかけていきます。


タックを寄せた後裁断し身頃に乗せミシンで叩いて完了です。
フォーマルなので前立てを比翼で仕上げて身頃のパーツが完成します。



こういったフォーマルはもちろん、秋冬ですとフランネルシャツなどカジュアルシャツのオーダーもございます。
様々なディティールがございますので、デザインのご要望などスタッフにご相談下さいませ。



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2018/10/01

9月のアトリエコンサートのご報告

台風接近で雨が続きますね。
気温も急に寒くなってまいりました。
今日は暖かいですが、そろそろ秋冬の洋服が丁度いい季節ですね。


この度6回目となる9月のアトリエコンサート、無事に迎えることができました。
いつもいらっしゃる皆様のおかげです、ありがとうございます。

前回のブログでもご案内致しましたが、今回はソプラノ2名、ピアノ1名をお呼びして演奏会を行いました。
オペラでは男女の掛け合いの歌が多く、ソプラノ同士の曲は少ない為とても貴重な機会を設けて頂きました。
またピアノも今回初めて男性のピアニストでしたので、どのような演奏をなさるか楽しみでもありました。

また第1回のアトリエコンサートに出演して頂いたテノール歌手の前川健生さんが司会をしてくださいました。
お忙しい中ご協力頂きありがとうございます。
今回出演のソプラノ歌手の田崎さん、舟橋さん、ピアニストの松田さんはそれぞれ普段から親交があるようで、お互いを熟知しているという空気が伝わって参りました。


プログラム
トスカーナのセレナーデ  / G.フォーレ作曲

『連隊の娘』より  "フランスに敬礼!" / G.ドニゼッティ作曲

『ジャンニ・スキッキ』より  “私の優しいお父さま” / G.プッチーニ作曲

『イル・トロヴァトーレ』より  “ある穏やかな夜のこと” / G.ヴェルディ作曲

愛の悲しみ / クライスラー=ラフマニノフ作曲

『ノルマ』より  "ああ、あなたと一緒に" / V.ベッリーニ作曲


トスカーナのセレナーデ 、『連隊の娘』より  "フランスに敬礼!"

『ジャンニ・スキッキ』より  “私の優しいお父さま”、『イル・トロヴァトーレ』より  “ある穏やかな夜のこと


ラフマニノフ作曲 愛の悲しみ


ピアノソロで弾いてい頂いたセルゲイ・ラフマニノフの愛の悲しみ。
ラフマニノフの曲はテクニックを要するものが多く、この曲ももちろん上級者向けでございます。
ヴァイオリンとピアノの為に書かれたフリッツ・クライスラーの『愛の悲しみ』をピアノ独奏のためにラフマニノフが編曲したもので、細かい音符の連なりに圧倒されますが、柔らかなタッチで軽々と弾きこなされておりました。
澄んだピアノの音色と晴れた秋夜の空気がとても合っており会場の皆さんも聞き入っている様子が伺えました。



『ノルマ』より  "ああ、あなたと一緒に"





最後の曲ヴィンチェンツォ・ベッリーニ作曲、オペラ『ノルマ』の”ああ、あなたと一緒”(Deh ! Con te)にはソプラノ2重唱では定番の1つとされております。
ベッリーニのこの曲は旋律がとても美しく掛け合いの和音も聴いていて心地いのですが、長いフレーズと細かいリズムで低い音から高い音へと小刻みに歌い上げていく難しい曲でもあります。
友情を確かめ合うこの曲を見事に歌いあげるお2人の様子に高い技術と深い感性を感じましたね。
特にお2人が一緒に歌う場面では明るく柔らかい心地に浸る事ができました。




最後のアンコールでは前川さんも加わり3人で歌って頂きました。
皆様ありがとうございます。
また是非演奏して頂きたいですね。




今回もTAIRA ROASTERYの平良さんにコーヒーの出店をして下さいました。
いつもおいしいコーヒーをありがとうございます。
サルトリアイプシロンの向かいにあるBAR UNOにて隔週で焙煎を行っておりますのでご興味のある方は平良さんのインスタグラムにて焙煎日をチェックしてみてください。
TAIRA ROASTERYインスタグラム
https://www.instagram.com/tairaroastery/


そして今回はオーガニックコットンを扱っているブランドLiv:ra(リブラ)の方々もいらっしゃいました。
ワンピースや、下着など女性用の衣類が主ですが、男性用のTシャツや靴下もございますのでこちらもご覧になってみて下さい。
リブラの皆様も出店ありがとうございます。
Liv:ra HP


次回のアトリエコンサートの開催は10月下旬を予定しております。
楽器を用いたバロック音楽をお届けできればと思います。
もしかしたら、珍しい楽器を使用するかもしれないとの事で楽しみですね。





サルトリアイプシロン Sartoria Ypsilon

東京都中央区日本橋本町4-7-2 ニュー小林ビル3階

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