2018/10/01

9月のアトリエコンサートのご報告

台風接近で雨が続きますね。
気温も急に寒くなってまいりました。
今日は暖かいですが、そろそろ秋冬の洋服が丁度いい季節ですね。


この度6回目となる9月のアトリエコンサート、無事に迎えることができました。
いつもいらっしゃる皆様のおかげです、ありがとうございます。

前回のブログでもご案内致しましたが、今回はソプラノ2名、ピアノ1名をお呼びして演奏会を行いました。
オペラでは男女の掛け合いの歌が多く、ソプラノ同士の曲は少ない為とても貴重な機会を設けて頂きました。
またピアノも今回初めて男性のピアニストでしたので、どのような演奏をなさるか楽しみでもありました。

また第1回のアトリエコンサートに出演して頂いたテノール歌手の前川健生さんが司会をしてくださいました。
お忙しい中ご協力頂きありがとうございます。
今回出演のソプラノ歌手の田崎さん、舟橋さん、ピアニストの松田さんはそれぞれ普段から親交があるようで、お互いを熟知しているという空気が伝わって参りました。


プログラム
トスカーナのセレナーデ  / G.フォーレ作曲

『連隊の娘』より  "フランスに敬礼!" / G.ドニゼッティ作曲

『ジャンニ・スキッキ』より  “私の優しいお父さま” / G.プッチーニ作曲

『イル・トロヴァトーレ』より  “ある穏やかな夜のこと” / G.ヴェルディ作曲

愛の悲しみ / クライスラー=ラフマニノフ作曲

『ノルマ』より  "ああ、あなたと一緒に" / V.ベッリーニ作曲


トスカーナのセレナーデ 、『連隊の娘』より  "フランスに敬礼!"

『ジャンニ・スキッキ』より  “私の優しいお父さま”、『イル・トロヴァトーレ』より  “ある穏やかな夜のこと


ラフマニノフ作曲 愛の悲しみ


ピアノソロで弾いてい頂いたセルゲイ・ラフマニノフの愛の悲しみ。
ラフマニノフの曲はテクニックを要するものが多く、この曲ももちろん上級者向けでございます。
ヴァイオリンとピアノの為に書かれたフリッツ・クライスラーの『愛の悲しみ』をピアノ独奏のためにラフマニノフが編曲したもので、細かい音符の連なりに圧倒されますが、柔らかなタッチで軽々と弾きこなされておりました。
澄んだピアノの音色と晴れた秋夜の空気がとても合っており会場の皆さんも聞き入っている様子が伺えました。



『ノルマ』より  "ああ、あなたと一緒に"





最後の曲ヴィンチェンツォ・ベッリーニ作曲、オペラ『ノルマ』の”ああ、あなたと一緒”(Deh ! Con te)にはソプラノ2重唱では定番の1つとされております。
ベッリーニのこの曲は旋律がとても美しく掛け合いの和音も聴いていて心地いのですが、長いフレーズと細かいリズムで低い音から高い音へと小刻みに歌い上げていく難しい曲でもあります。
友情を確かめ合うこの曲を見事に歌いあげるお2人の様子に高い技術と深い感性を感じましたね。
特にお2人が一緒に歌う場面では明るく柔らかい心地に浸る事ができました。




最後のアンコールでは前川さんも加わり3人で歌って頂きました。
皆様ありがとうございます。
また是非演奏して頂きたいですね。




今回もTAIRA ROASTERYの平良さんにコーヒーの出店をして下さいました。
いつもおいしいコーヒーをありがとうございます。
サルトリアイプシロンの向かいにあるBAR UNOにて隔週で焙煎を行っておりますのでご興味のある方は平良さんのインスタグラムにて焙煎日をチェックしてみてください。
TAIRA ROASTERYインスタグラム
https://www.instagram.com/tairaroastery/


そして今回はオーガニックコットンを扱っているブランドLiv:ra(リブラ)の方々もいらっしゃいました。
ワンピースや、下着など女性用の衣類が主ですが、男性用のTシャツや靴下もございますのでこちらもご覧になってみて下さい。
リブラの皆様も出店ありがとうございます。
Liv:ra HP


次回のアトリエコンサートの開催は10月下旬を予定しております。
楽器を用いたバロック音楽をお届けできればと思います。
もしかしたら、珍しい楽器を使用するかもしれないとの事で楽しみですね。





サルトリアイプシロン Sartoria Ypsilon

東京都中央区日本橋本町4-7-2 ニュー小林ビル3階

03-6225-2257