そして当店はプレミアムフライデーなど関係無く営業しております。
そんな今日この頃ですが、季節の切り替わりに伴い、店頭の生地ストックを大量に増やしました。
今までの棚にも生地が増えましたが、、、
更に新たな生地棚が増えました!
実は今回入荷した大量の生地達は、代表の船橋の実家である「船橋服装」に昔在庫されていた生地達です。約30~40年ほど前の生地がメインで、所謂ビンテージ生地と言っても過言ではない代物達です。
かなりの量ですが、全て1枚1枚こちらで状態をチェックしました。保存が良かったのか、大体の生地が綺麗な状態でしたのでこれだけの数を店頭に出すことが出来ました。(これでもまだ出し切れていない生地がたくさんあります、、、)
中にはものすごい良い生地が完璧な状態で残っているものもあり、生唾ものです。
それでは軽くご紹介致します。
秋冬スーツ地
秋冬ジャケット地
春夏スーツ地
春夏ジャケット地
ツイード地
コート地
割合的には国産のものが多いですが、英国製のものも多いです。デザインや色柄も70年代頃の雰囲気が多いですが、個性の強いものは少ないので今でも十分着られると思います。
そして何より生地が厚いです。昔の生地の特徴ですが、季節もの関係なく厚くてコシがあり密度の詰まった生地がほとんどです。と同時に品質の良さも抜群です。これは国産も英国も関係無いですね。
とは言え、季節はこれから春夏ですので、春夏スーツ地から抜粋して少しご紹介致します。
スキャバル ウールポリカシミア 英国製
ドーメル ウール100% 英国製
野村毛織 ノームラテックス ウール&キッドモヘア 日本製
長大毛織 ウール100% 日本製
エムスレー(現在は無いミルです) ウールモヘア 英国製
など、一部ですがご紹介しました。特に最後のエムスレーの生地はチャコールグレー無地のモヘア混で、ハリがありかなり良いです。
その他、ゼニアやテーラーロッジ、今は無き英国ブランドの生地などがあります。
国産は長大、ダイドー、ミユキが多いですが、伝説の藤井毛織の生地も少しあります。
ただ、見て触って感じたことは、国産の生地がとにかく良いです。どうしてもヨーロッパの生地に目が行きがちなのですが、色柄や品質など国産もかなりおすすめです。
そして、このタイミングで船橋がイタリア時代にストックしていた生地も出しております。
こちらは比較的近年ですが、それでも10年以上は経っています。
ゼニアやデルフィノ、バルベラ等があります。
現行の生地は今やスーパー150'sや160'sがメインになりつつあり、どんどん柔らかくしなやかで軽い生地が作られております。
そんな現代とは逆行している生地達ですが、今の時代では真似しようにもなかなか出来ない手間のかかった生地もすごく輝きがありますね。
むしろその少し重たいしっかりした生地を、現代の軽い仕立てで仕立ててみるというのも時代を超えた喜びがある気がします。
ただ、当時の着分生地の特徴の一つですが、今の生地よりも1着分が短くカットされておりますので、中には御仕立て出来る方が限定されてしまうものもあります。
とは言え、勿論ですが同じ生地はございませんので「早い者勝ち」です。
是非皆様一度こちらの生地達を見にご来店下さい。