2011/10/27

仕立て屋が作るオーダーメイドシャツ「作り」3

夏のスーパークールビズも終わり、やっとジャケットを羽織れる季節になりましたね。
秋になったにもかかわらず、イプシロンシャツをご注文いただいているお客様、誠にありがとうございます。 
久々の更新となってしまいましたが、 今回は、仕立て屋が作るオーダーメイドシャツ「作り」についてPart3として、手縫いの味についてご説明させていただきます。

早速ですが、なぜ弊社ではシャツを手で縫うのかを申し上げます。
ミシンで仕上げたシャツと手で仕上げたシャツでは、出来上がった服の表情(印象)が全く異なるからです。 一般的に販売されているミシンで縫われたシャツは、ほぼ100%といっていいほど高速ミシンで次から次へと縫い合わされていきます。

今アパレル市場(工場) では、価格競争の影響でより短い時間でより多くの服を製造しなければならない状況へと追い込まれています。

そのため工場では常に時間との戦いですから、どれだけ効率よく、より短い時間で一着の服を縫い上げられるかという考えから、服を作っています。(なのでどうしても工場では工程を分担したライン作業となってしまうわけです)

そうして縫われたシャツをアイロンと糊でかっちりプレスし綺麗に箱づめしているわけですが、私にはそうして作られた皺(しわ)一つないシャツが逆にキレイ過ぎて不自然に感じてしまいます。

※別に既製服、工場で縫われた服を否定しているわけでは全くございません。一個人としての考え、思いをただ書かせていただきました。(ご気分を悪くされた方、大変申し訳ございません)

前回も申し上げたように、イプシロンのシャツいい意味で新品の状態でも古着っぽく、身体になじみやすいのが特徴ですので、既製服とは全く作っている「視点」が違います。
弊社の服は、ハンガーにかかっている時、たたんで置かれている時、いかに綺麗に皺無く、きっちりと見えるかではなく、実際に服をお客様がお召しになられた時に、どれだけ身体になじみ、着やすく、自然で、雰囲気がでるかをイメージして服を作っています。
そういった意味では、服づくりの考え方だけでなく、どういったものが綺麗でエレガントなのかという見た目での視点も、他とは異なるかもしれません

っと、文章を書いているとすぐ話しがずれてしまいますので、本題に戻りたいと思います。 イプシロンのシャツは衿内側、カフスの内側、アームホールの縫い代のとめ、ボタンホール、ボタン付け、剣ボロの閂(カンヌキ)と内側縫い代の隠し、ガゼットを手で縫っています。


まず、こちらが衿内側、カフス内側のまつりです。



一般的なシャツはミシンで表生地、芯、縫い代、内側の生地を一緒に縫ってとめます。 ですがそうしてしまうと、表からステッチをいれますので、どうしてもミシンで縫っているうちに内側の生地が縫いずれてくるのです。
また、縫い目が固くなってしまうのも手で縫う理由です。

次にアームホールのまつりです。



よく雑誌等では手でまつったアームホールの着心地はバツグンに良いなど言われていますが、縫い代をまつっているので基本的に着心地はミシンで縫っても、手で縫ってもほぼ変わりません。(アームホールと身頃を手で地縫いした場合は着心地は変わるかもしれませんが


ただ、アームホールを手でまつると着たときの袖の雰囲気はミシンで縫ったものと比べて全く違います。ふわっとした印象です。
手縫いとミシン縫いのシャツ2枚を並べてぱっと見比べただけでも、全く違う印象だということが分かっていただけると思います。(店にはサンプルもございますので是非一度スタッフまでお申し付け下さいませ)

続いてボタンホールとボタン付けです。
まずこちらが機械のボタンホール。


そしてこちらが手縫いのボタンホール。



違いがお分かりになりましたでしょうか? 
シャツのホールはジャケットのホールのように中に穴芯を入れたりはしませんので、違いが分かりづらいかもしれません。
ただ手でかがったホールはより立体感があり ソフトな印象だということは確かでしょう。
最近のシャツ専用のボタンホール機は、わりと細めで綺麗にかがれるようなので、このあたりは本当にマニアックな 違いになってくるかと思います。

続いてこちらが機械のボタン付け。


そしてこちらが、手でつけたボタン。


足があるか、ないかの違いだけなのですが、これだけでボタンをかける際の「かけ心地」が全く違ってきます。足があると驚くほどストレス無くボタンを付けはずしすることが出来ます。

最後に剣ボロとガゼットです。
剣ボロは内側の下ボロの縫い代を隠し、それをまつっています。このほうが折り返したときに綺麗に見えるためです。
そして上からカンヌキ止めをします。補強の意味もありますが、見た目の飾りとしても、とても良い雰囲気です。

ガゼットも手でまつります。


ワークシャツなどは脇を縫う時にミシンで一緒に縫い込みますので補強の意味合いが強いですが、ドレスシャツの場合は補強というよりも、縫い代のぼろを隠すためにつけます。
 ここも手で縫うのは、ミシンよりも雰囲気がよくなるためです。
このようにシャツを手で縫うということはそれぞれに意味がある訳ですが、一番のメリットとしてはやはり服に表情、雰囲気がでるということです。ただしデメリットとしてはどうしてもミシンで縫ったものと比べると強度が弱いということです。

ただ、強度が弱いだけですので、生地さえすりきれなければ何度でも修理が可能です。
代表船橋の長くからお付き合いのあるお客様はイプシロンシャツを10年以上着てくださっています。服は大事に扱っていただければちゃんと長持ちするものです。



2011/10/06

アルスターコート

現在、サルトリアイプシロンではコートオーダー会を開催しております。
人体サンプルには、今回新たにつくった、クラシックなアルスターコートを着せております。

※アルスターコートとは、アイルランドのアルスター産の生地でつくられたものを発祥とする、“アルスターカラー”のついたコートを指します。

胴衣は、フラップ付きの切りポケットだったり、長いベルトなど色々なデザインがあるようです。衿の形違いでポロコートなどもありますが、我々のコートは、イタリア式のアルスターコートです。



凛々しい雰囲気のアルスターカラー。
段返りの6釦です。


特徴的なポケット。(ポストポケット)



ターンナップカフス




背中心はインバーテッドプリーツに釦付きのセンターベンツです。

今回のサンプルでは茶のヘリンボーンツイードを使用していますが、カシミアやキャメル色のウール100%のコート地もお取り扱いしております。

コートをお考えの方は、この機会に是非ご覧下さいませ。

2011/10/01

着たときのシルエット


注文服は、その人が着てはじめてシルエットが現れる。



代表、船橋幸彦(工房内にて背景のお見苦しい点はお許し下さい)


トータルコーディネート全てサルトリアイプシロンのものです。


注文服とは人が着たとき、動いたときに初めていきいきと目を覚まします。

それは、その各人に合わせるシルエットでつくられているからです。

イタリア(イプシロン)の服は、軽いです。

同時に、立体的に構築されたシルエットを大切にします。
ですが、そのシルエットをつくる為にバリバリに堅い芯や、のりなどは一切使いません。芯地はぺらぺらの軽いものを使っています。だからこそ高度な技術が必要だと、船橋はいいます。

軽いが、軽く見えないシルエット。

それが、サルトリアイプシロンの服です。



2011/09/25

手縫いのボタンホール

先日お客様より釦ホールを直してくれないか?
というご依頼をうけました。



こちらがその釦ホールです。

釦をかけたり、はずしたりしているうちにホールの糸がほつれてしまったようです。
お客様のジャケットは約11年前、まだサルトリアイプシロンがミラノにあったころお仕立てしたものです。
もちろん、まだまだ現役でお召しいただいているものでございます。

こういった修理の依頼をうけるのは弊社としても大変うれしいことでございます。
丁寧に一針一針縫い上げた服が実際にお客様の手にわたり、大事に着てくださり、こうして戻ってくることは、仕立て屋としての理想です。

今の社会の流れのように、安い服を買っては捨て、買っては捨てを繰り返すよりも、一着の服を、長く大切に着るということはある意味、経済的であり、エコであり、なにより一着の服に対して愛着が沸いてくるものです。

人にはそれぞれの考え方、価値観がありますから、一概に良し悪しを私が言うことはできませんが、高い値段でスーツをオーダーすることは、決して贅沢なことではないように感じます。


話がずれましたので本題に戻りたいと思います。
まず、ほつれてしまった糸は元には戻りませんので、一度全部といてしまいます。


 その後もう一度かがり直せば、新しいホールへと生まれ変わります。



釦ホールをかがる糸は基本シルクですし、釦付け糸はコットン、その他弊社では基本的に糸等、附属はすべて天然のものを使用します。



先日、別のお客様で、ジャケット脇のパッチポケットのステッチ糸が外れてきてしまったから直してほしいと言うご依頼を受けました。また、釦が外れてしまったなどご連絡を頂くこともございます。

ですがそれでいいのです。(不良品なわけではございません!) また縫い直せばいい訳ですから。化学繊維の糸を使えば、確かに天然のものに比べほつれにくくなりますが、そうしてしまうと、今度は逆に糸の強度が強すぎて生地が切れてしまいます。

天然繊維の生地にはやはり天然繊維の糸で縫い上げるのが一番自然です。
それに服になったときの馴染み雰囲気が化学繊維のものに比べ違ってきます。
天然の素材は、使い込むことで歳をとりますので、弱くなってくるものです。
そうして不具合が生じてきた場合は、いつでも弊社へご連絡、もしくはお持ち下さい。

いつでも修理、メンテナンスいたします。



2011/09/04

よりクラシックを求めるならば…

今回、よりクラッシックなものを求めている方に、年代物の生地について。

現在、生地の生産地である欧州においても、ドライスピニング(紡績)、高速織機が一般的であることはご存知だと思います。そして、その技術革新のおかげで、super表記などの繊細な生地はより細く、よりエレガンスに美しくなっています。
一方で、昔ながらの仕立ての雰囲気をだすため、太目の糸で織ったり、昔の織り方どうりに復刻した生地も出来ています。

ですが、やはり”ヌメリ感”のあり、風合いのある生地を求めるならば、(高速以前の織機をつかった)本物の年代物が、柔らかに仕立て栄えすると感じます。
また、特にクラッシックな縫製方法で手縫いを多様する仕立て方の場合、後者がとてもしっくりきます。もともと、100年以上前の形に、縫い方も副資材もたいして変わっていないのですから、相性が良いのも当然かもしれません。

年代物の生地を使い、手縫いを多用し、重たいアイロンで時間をかけて仕上げるものは、現在のスーツとは一線をきす一つの価値観があると思います。

一方、生地は年月ごとに生地が含む油が抜けていくと言われますが、そのうん年前の生地と、復刻された生地を比べても、明らかにうん年前のもののほうが感じがよく、柔らかにハリがあると感じます。
弊店でも、年代物の生地が数点、一着分限りで御座います。今後、順にご紹介致します。

まずは、一点。



Tallia di delfino のWool&Cashmere、1980年代につくられたと思われる生地です。現在では、super生地などの細いウーステッドを得意とするタリアも、古いものにこのように風合いある生地が残っていました。現物一点限りです。
 
一枚目の写真と同じ品質の生地なので、同様の雰囲気で仕立て上がるはずです。店頭で御覧くださいませ。


2011/08/11

仕立て屋が作るオーダーメイドシャツ「作り」2

今週から久々に真夏の日差しが戻って参りましたね。やっと夏本番です。これからしばらく猛暑日が続くとの事ですので皆様体調管理には十分お気をつけください。

さてそれでは、前回より引き続き、今回は「作り」についてPart2ということで衿、袖について詳しくご説明させていただきたく思います。

早速ですがまず、衿を作るには前回ご説明したフラシ芯を衿の中に挟み込まなくてはなりません。
この工程の際に糊を使用して上衿にくっつけてしまえば大変楽なわけですが、イプシロンでは糊は一切使用いたしません。
ですので、上襟と芯をしつけで仮止めします。(仮ですので後ではずします)

その後、生地の表と表を内側にし て縫い合わせていくのですが、この際に、芯だけを出来上がりのラインに先に切りそろえてから縫い合わせていく方法もございます。
が、弊社の場合はそのまま仮 止めした表生地に合わせて切りそろえます。
そのため芯も縫い代付きとなります。


その後、2枚の生地(上襟、下衿)を縫い合わせます。
その理由としては出来上がりのラインで縫い合わせる際に芯も一緒に縫いあわせたほうが、ずれずにしっかりとまるからです。
勿論、表にひっくり返してからステッチを入れますのでそれでもしっかりとめつけられますが、その際に上襟と芯が動くのを防止するためで もあります。

ただ、弊社でも台衿と身頃の縫い合わせ、カフスと袖口の縫い合わせに関しましては芯を出来上がりのラインでカットし、縫い合わせます。理由は、縫い代自体が厚くなってしまうのを防ぐためです。


※洋服の作り方自体、何が良く、何が悪いのかなどの正解不正解はございません。ただそれぞれのことに対しそれぞれの理由と考え方があるということです。

縫い合わせた後は基本的にだんざらいをします。だんざらいとは片方の縫い代をカットすることです。例えば5mmの縫い代で縫い合わせた場合、片方の縫い代を 2mmカットします。そうすることで縫い代同士に2mmの差(片方は5mm、もう片方は3mm)ができひっくり返したときに段差ができづらくなるのです。
まただんざらいすることで、あたりが出るのを防ぐ効果もあります。




続いては袖付けです。
一般的なシャツの袖は、脇の裾の縫い目から袖先まで一気に縫い上げます。
弊社では先に身頃と袖を作り最後に合体させる後づけの方法で袖をつけています。

よく雑誌等では、身頃に対し袖を少し前につけること(ずらすこと)により腕が前に動かしやすくなると言っていますが、はっきり言ってあまり関係はありません。
また、後付けし、1.5cmほど袖を前に振ったからといって着心地がよくなる訳でもありません。
単純に、うちではわざと縫い目をずらして袖は後から付けましたよ、という証明にすぎません。


※ただ、一速縫いと後付けとで型紙が変わる場合は着心地は勿論変わってきます。

ブランドによっては身頃のアームホールに対し袖の寸法を少し大きめにして全体に『いせる』ということを行い、袖をふわっとつけている(ジャケットの袖付けと同じ考え方)ところもございますが、弊社ではそういったこともせず同寸法で縫い合わせます。

そして、ここからがみそですが、袖をつける前に弊社では必ず「しつけ」を します。このしつけがかなり重要なポイントなのです。
縫い代同士をあわせて、一番身頃と袖がしっくりくる位置を手で確認しながら、実際に縫う位置を「しつけ」ていくことで、その後ミシンで縫い合わせてもずれることなくなだらかで無理の無いきれいなカーブで縫い合わすことが出来ます。


勿論、しつけた状態でボディに着せれば身頃と袖のバランスを見ることが出来ますし、袖のギャザー分量等も確認することが出来ます。

しつける工程を入れることで袖の雰囲気は全く変わってきます。

その他、衿を作る際にはくせ取りを行ったり、カフスを作るときには芯と表地がなじみやすくするためにある方法を行ったりと
まだまだ色々と表からは見えない工程がございますが、そのあたりは企業秘密とさせてください。

ただ、洋服とはこういった一つ一つの手間を惜しまず作っていくことで全く違った表情となります。そういったことが物づくりに対して、非常に重要だと私たちは考えております。


2011/08/04

仕立て屋が作るオーダーメイドシャツ「作り」1

前回の、「補正」よりだいぶ時間がたってしまいましたが、今回はイプシロンシャツの「作り」について、詳しくご紹介させていただきます。




今年はスーパークールビズの影響もあってか、かなりの数のシャツの注文を頂いておりました。(ご注文下さったお客様、ありがとうございます。)
そのため、ここ3ヶ月ほどはひたすらシャツを縫い上げておりましたので、なかなかブログにて「作り」を更新する時間がございませんでした。大変申し訳ございません。

では早速シャツの作りについてご説明させていただきます。


まず、良いシャツとはいったいどんなシャツなのでしょうか?
今、市場では海外の有名ブランドの生地や、番手の細い~双の生地だからなど…、一般的に言われている高級(高い)生地でシャツをオーダーする=高級という感覚ばかりが先行して、作りについてはあまり触れていない店が多い気がいたします。

勿論、高級な生地を使用すれば着心地もよくなりますし、見た目もさらっとした印象になりますが、作りをこだわらず手を抜いてしまうとせっかく生地がよくても台無しになってしまいます。

イプシロンが考える良い作りのシャツとは、
まず、しっかりお客様の身体にあった型紙作成。
もうひとつは、糊をいっさい使用しないソフトな作りを基本とし、表面的に見てもドレッシーな印象を与え、それをミシンと手で丁寧に縫い上げることで表現したふわっと軽いシャツです。


それでは、どこが他と異なるのかと申しますと、まずは縫い代と縫い目です。


一般的なシャツの縫い代幅は5mm以上に対し弊社では2.5~3mmで縫っております。
これは見た目の理由ですが、細ければ細いほど仕上がったときにドレッシーな印象となります。
またその縫い代を驚くほど細かいピッチ(縫い目)で縫うのです。
これには理由は2つあり、1つは縫い代と同じくピッチを細かくすれば細かくするほどエレガントな仕上がりとなるためです。
そして、もう1つの理由は、縫い目自体が丈夫になるためです。


ただ、これを普通の糸(一般的な糸の細さは60番糸)で縫ってしまうと縫い目が固くなってしまい逆効果となってしまいます。

イプシロンではイタリアから持ち込んでいる100番糸のかなり細い糸を使用しております。
そのため縫い目は固くならずに、縫い上げていくことでシャツ地と一体化していきます。
縫い目、縫い代を細く細かくするとそれだけ手間もかかりますし技術も必要となりますがそういったことを一つ一つ妥協せずに作ってゆくことがうちのポリシーでもあります。


続いては芯地について。
まず芯とは、生地を安定させたり、しっかりさせたりするために使用する、生地と生地の間に挟むものです。(一般的なシャツでは 衿、台衿、カフスに使用いたします。)
現在、ほとんどのブランドのシャツが、接着芯といって芯自体に糊がついているものを使用しています。
接着芯は縫製しやすく、手間もかからない、さらには出来上がりもきれいに見えるという消費者側というより製造者側の大量生産を目的としています。

それに対してイプシロンで使う芯は綿100%のフラシ芯を使用しております。
最近では綿100%のフラシ芯はかなり少なくなってしまい、ポリエステル混合の物がほとんどです。
一般的なイメージでは綿100%のほうが縮みそうですが、ポリエステル混合のもののほうが製品後、どちらかというと縮みやすいです。
また、弊社のシャツ地は100%天然繊維のもののみ取り扱っていますので、芯も綿100%でというこだわりもございます。またそのほうがなじみも良いです。

種類は、薄いものと厚いものの2種類がございます。基本的に指定が無ければ、薄い生地には薄い芯を、厚い生地には厚い芯を使用いたします。(近々、芯のサンプルもご用意する予定です)
この理由については説明申し上げますとかなりマニアックな話になりますので省略いたします。※勿論薄い生地に対し厚い 芯地がご希望であればその指定で作らせていただきます。

芯は一度洗いをかけて縮ませ柔らかくしてから使用します。フラシ芯を使用する理由は仕上がったときに接着芯とは全く異なった柔らかい印象となるからです。


フラシ芯の特徴は、表地、芯、内側の生地がそれぞれくっつかないため、無理が無く作りとしても、出来上がりの状態としても一番自然です。

接着芯を使用すれば(表地とくっつけてしまうわけですから)シワにもならずピシッとします。また見た目もきれいですし、カチっとした印象となります。
そういったものがお好みのお客様にはうちのシャツはあまりオススメできません。


イプシロンのシャツの特徴は、いい意味で新品の状態でも古着っぽく、身体になじみやすいのが特徴です。

続いては、衿の作り方、つけ方と言いたいところですが….今回はこのあたりで続きはまた次回その②にて近日中に詳しくご説明させていただきます。