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2016/08/23

サルトリアイプシロン フィッティングシステム動画

この度、サルトリアイプシロンのフィッティングシステムを視覚的にイメージできるよう、映像コンテンツを作成致しました。

フルオーダースーツとは、「一人一人に合ったスーツを作る」と皆様は認識されていると思います。しかし、その「合う」という言葉の具体的な意味についてはそこまで深く認識されていないのではないでしょうか。また、その「合う」という意味の解釈は作り手によっても様々です。

弊社代表の船橋は「首の後ろのポイントに服が乗り、前後のバランスと角度が合っている」という部分に一番重きを置いており、これが所謂「やじろべえ理論」であり、サルトリアイプシロンでの「一人一人に合ったスーツ」という意味です。
そのためには採寸~仮縫いまでのフィッティングという作業が重要で、その方法も特徴的です。
そしてこのフィッティングをより簡潔に確実に出来るように進化させるための準備も進行しております。

しかし、この理論は専門的な話でもあるので言葉だけではなかなか伝わりづらく、少しでも皆様に
分かって頂けたらと思い、今回このような映像を作成致しました。

前半部分は船橋のサルトとしての歴史を、そして後半はそのサルトとして40年余り追い求め辿り着いた理論を分かりやすく説明しております。


是非皆様一度ご覧頂けましたら幸いです。






2015/05/13

「やじろべえ」体験 遠山周平氏

先日、服飾評論家の遠山周平先生が、船橋が提唱するフィッティング理論「やじろべえ」の体験にいらして下さいました。

遠山先生と船橋は、船橋がローマでサルトをやっていた時からのお付き合いです。また、遠山先生がMen's Ex 1997年1月号に執筆いたしました「はじめてのサルトリア・イタリアーナ」という記事で、ミラノ時代の船橋にオーダーした服の感想や、他のイタリアのサルトと船橋の舌戦?!の内容などが載っています。こちらの記事はイプシロンのホームページのPressページの一番下に掲載しておりますので、是非ご覧ください。→サルトリアイプシロンホームページ

では、18年前、「完璧なフィッティング」と評してくださった船橋のフィッティングが、どのように進化したかを体感していただきます。
ゲージを使用します。まずはそのまま着た状態です。



前は割と綺麗ですが、背中はやはり遠山先生の体型に合っていない部分が顕著に見て取れます。

ここから補正をします。

肩を外し、前後のバランスと角度が合うように調整致します。


補正完了です。
補正前と比べると背中、特に肩周りが変わっております。

この前後のバランスが取れて初めて服のラインが出てきますので、ウエストを絞る等のシルエットの調整は最後にしないと意味がありません。


座っても肩に乗っています。
バランスが合っているとボタンを外す必要がありません。
ばっちり「やじろべえ」になっております。

通常の御注文の際も、まず初めにゲージでのフィッティングを行い、その補正内容を反映させた型紙で最初の仮縫いをいたしますので、初めから高い精度で仮縫いが行えます。

体感した遠山先生は「肩を少しいじっただけなのに全然違う」と驚いておりました。

さらに、今回「やじろべえ」体験をしていただいた感想コメントを頂きました。

「約20年前にぼくが『世界中の仕立て屋を巡る』という取材を始めたときに、ローマでサルトリア・イプシロンを見に行ったのが船橋幸彦さんとの出会いです。ユキさんは、ずば抜けた才能をもつ若手テーラーでした。技術的なアイデアも素晴らしかったし、服作りの哲学もブレのない軸がありました。当時から「着る人それぞれの体型に合ったバランスのよい服は何物にも代え難いスタイルになる」という思想を持っていた。最近特許を取得した『やじろべえ』は、それを長い歳月と努力の末に理論づけたものなのだな、と感心しています。
今回そのフィッティングの体験をして感じたのは、経験と勘に頼った昔の仮縫いなどに比べて、よりシンプルでシステマチェックに進化していること。また補正後の姿を画像でわかりやすく伝えてくれるから素人のお客様でも安心納得でオーダーができると思います。『やじろべえ』は、単に服をカラダに合わせるというのでなく、体型の長短を吟味してバランスをとりながらフィッティングするため、着やすく美しい服ができる。完成した服のパターン(設計図)は、着る人の個性を反映したものなので、ぼくのようにさまざまなデザインを楽しみたい浮気症でも(笑)、それが通奏低音のようなスタイルとなって品位を保ってくれる。
 心地の良い刺激を受けることが少なくなった最近のメンズファッションにおいて、『やじろべえ』は素晴らしくゴキゲンな体験でした。」

遠山先生、コメント有り難うございます!

また、今回ご来店された際に、船橋と遠山先生の共通のお知り合いで、着道楽や食道楽として名を馳せた古波藏保好氏(Wiki)の写真も持ってきてくださり、生前の古波蔵先生の逸話もお聞きすることが出来ました。
船橋と古波藏先生との話もいくつかあり、そちらは船橋のブログ内エッセイSaggioの方で近々掲載したいと思います。

2015/02/20

Smith woolen "STEADFAST" スーツ (Buono仕立て)

2月も半分が過ぎ、暦の上では春ですね。
当店でも着々と2015年春夏の新作生地が入荷してきております。

しかし、今回は2月頭にお納めしました冬物の生地でお仕立てしたスーツのご紹介です。
仮縫いの段階から写真を撮らせていただいておりましたので、まずは仮縫いの状態のご紹介です。


最初に着せ付けた状態です。ここから船橋が袖を外し、肩を調整して仮縫いを致します。


仮縫い補正後です。肩を外してピンで補正した後、隣接している工房でもう一度きちんと組み直して着せ付けします。この組み直しが出来上がりの精度に大きく左右します。

そして約1か月後の出来上がりがこちらです。



Smith woolen "STEADFAST" スーツ (Buono仕立て)

英国のスミスウーレンのSTEADFASTという生地です。英国生地らしく、430gmという最近のスーツ地としてはかなり重量級な生地ですが、シワになりにくく仕立て映えのする素晴らしい生地です。
画像だと分かりにくいですが、よく見ると同色グレンチェック柄です。


この角度、なんとも良いラインが出ております。
お客様は割と堅めのお仕事のようですが、落ち着いた雰囲気の生地ですので、最適かと思います。
H様、いつもありがとうございます!


2015/01/26

乗馬ジャケット仮縫い

年始のブログにて、今年は乗馬服を本格的に始動すると述べましたが、早速乗馬ジャケットのご注文の仮縫いがありましたので、ご紹介いたします。


まずは通常着用の状態です。お客様私物の乗馬ズボンとブーツも着用していただきました。
雰囲気あってカッコいいです。


背中もきれいにポイントに乗っています。ベンツも閉じて、まるで無いように見えます。


次に、鞍(くら)に跨った状態での確認です。
上画像の立った状態からいじっておりません。



跨った状態でも首のポイントはズレず、肩まわりもきれいです。


このバランスが取れている状態が「やじろべえ」です。
こうなると重さを感じず、袖が付いても身頃が引っ張る事なく、驚くほど動きやすい服になります。

乗馬などの腕を前に出す動作でも、このジャケットならストレスを感じずに行えます。
作りもシャツジャケット仕様にしてますので、物理的にも軽く、乗馬にはより適しております。

2月中旬にお客様は大会でこのジャケットを着用予定ですので、完成の画像も追って掲載致します。





2014/06/19

パンツの仮縫い 補正について

ご注文頂いたパンツの仮縫いのお写真です。


デザインは、クラシックなワンタックです。
センターラインはまっすぐ落ちていますが、補正で若干内側にいれます。


パンツは腰の位置に注意しなければなりません。(ほとんどのお客様は、腰の位置が対称ではありません)写真では、すでにピンでとめておりますが、左に対し、右の型紙を変えなければなりません。
サルトリアイプシロンでは、左右で型紙を変えることは当たり前のことです。

既製服とは、服のサイズに人が身体をあわせます。
オーダーメイドとは、人の身体に服をあわせます。
既製服とオーダーメイドでは、根本的に考え方が異なります。

当然、オーダーメイドの方が見た目は美しく、着心地のよい服が出来上がります。



2013/05/04

リピーターのお客様 2回目以降の仮縫い中縫いについて

SartoriaYpsilonでは、新規の半分以上のお客様が、再びオーダーしてくださっています。
写真のお客様も最初のご来店で、スーツをご注文いただき、その後シャツ、コートといろいろなアイテムをオーダーしていただきました。

お客様に、再びご注文いただける理由をお聞きしたことはないですが、船橋の仮縫いによるドレーピング、フィッティング理論、出来上がりの雰囲気が他とは違い、ご注文いただいた商品に、お客様自身が「満足」していただいた結果だと思っております。


写真のN様は1着目からDistintoでご注文をいただいております。
仕立て屋としては、当然のごとく一着目の仕上りから完璧にお作りしなければなりません。
もちろん1着目のスーツはばっちり納めさせていただきましたが、今回はさらに肩の角度を先で数ミリ、背のラインも若干修正いたしました。

写真をご覧ください。中縫い状態ですが、脇のゆとりがよりきれいにはいりました。
2着目以降はより完璧な仕上りとなること間違いなしです。

この度もご注文いただきありがとうございます。


2011/04/29

仮縫い体感フェア

「サルトリアイプシロン 仮縫い体感フェア」
期間 4/29(金・祝)5/5(木・祝) Golden  Week

<概要>

ご来店されたお客様に、弊社仮縫いサンプルを使い、船橋による仮縫いドレーピング(体型補正)を無料でご体感いただきます。また、そのドレーピングで得られた体型把握の結果を縮小サイズの型紙を使い、その場でご説明いたします。

我々、サルトリア・イプシロンのオーダーはボーノ・デイスティント共に仮縫い後型紙を一からおつくりするフルオーダーです。

そして、仮縫いドレーピングとは、仮縫いの服の肩を外し、直接お客様の身体の上でバランスをとる補正方法です。この方法は、長年の経験と理論をあって成り立つものであり、服づくりの過程で、船橋はこれをとても大切に考えています。

(何度となく失敗し試行錯誤を繰り返してきたそうです。)





そして本日初日、多くのお客様にご連絡、ご来店いただきました。貴重なお時間ありがとうございました。


お客様には、「軽くなった。」「(首の後付け根が)吸い付く感じ。」と感想を頂き、この企画を行う甲斐がありました。明日以降も、皆様のお越しをお待ちしております。





この企画で、服を仕立て生業としてきた船橋が理想とするスーツの良さを、少しでも体感し、ご理解いただけたらと思います。また、貴殿の体型特徴をお伝えすることで、今後洋服を選ぶ際の参考になればとも考えております。


期間中ご来店前にご連絡いただければ、船橋が生地選びのアドバイス、デザインの相談、体型把握などのお相手いたします。


2011/04/17

SartoriaYpsilon ダブルスーツの中縫い



写真はWスーツ、中縫いの状態です。

生地は、ションヘル織機で織られた「モヘア 100%」
ハリ、コシがあり、独特な存在感があります。
現状態でもとても立体的で、仕上りが楽しみです。


2011/01/28

仮縫いについて

サルトリアイプシロンでは、お客様に選んでいただいた生地で、

①型紙製作 ②生地裁断 ③仮縫い製作(芯据え) ④ドレーピング(着せつけ)
の後、⇒ ⑤型紙補正・生地断ちなおし ⑥本縫い へと入ります。

仮縫いに関し、私どもは、本縫いの芯据えをすること、
ラペル、裏地をつけることなど、より出来上がりに近い形に仮縫いをつくります。


Distinto(ハンドメイド)、Buono(ミシンを中心としたライン)共に、型紙を起こし、仮縫いをするフルオーダーメイドです。

2つのラインどちらも型紙は同じであり、上写真の様に手でしっかりと仮縫いをつくります。